2月の中旬に北海道に行き、4日連続サクラマスのバケ釣りを楽しみました。
今年はサクラマスの魚影が濃く、しかもサイズが大きく、当たり年と言われるぐらい魚がいました。
4日間の予約を入れましたが、おそらく出れるのは2日ぐらいだろうという予想を裏切り、4日連続サクラマスのバケ釣りをするという、周りの人達もびっくりな釣りとなりました。
初日、突如の故障により基板交換をして戻ってきた『16シーボーグ300MJ』に電源を入れてみると、反応なし。まさかの事態で、予備で持ってきていたダイワの『19シーボーグ500MJ』を使用することにしました。
サクラマスのバケ釣りでは最適なリールのサイズは300番サイズなのに500番。しかもこのリールはダイワの500番サイズのリールの中で破格の重量(約1キロ、300番の1.5倍の重さ)を持ち、さらに巻いているラインがPE4号と太いため、サクラマスのバケ釣りには感度の低下などかなりのハンディキャップを背負うことになりました。
リールに不安を持っての釣行でしたが、結果としては、4日目が非常に渋い中でも何とか定数を達成でき、4日連続定数(10匹)を達成することができ、非常に有意義な釣行となりました。
今回はサクラマスのバケ釣りでも、フォールの演出によるリアクションバイトの誘い方やタコベイトの色、ケイムラがあればいいわけではないことを船長と知り合いの常連さんに教えてもらい、サクラマスに関する知識が増えたので良かったです。
外道もエサが豊富なためか、マダラや宗八ガレイ、スケソウダラもかなり大きい個体が多く、お土産に持って帰っても喜ばれるようなサイズばかりでした。
今回はジグの人も各日数名ずつ乗っていましたが、見てて気が付いたのが、
朝のうちは浅い棚でマスが食うのでジグで釣りやすいですが、日が昇るにつれて棚が80m程と深くなっていき、ジグでは辛い状況だなぁ
ということです。
バケは仕掛けの長さが長く、広い棚を縦、横に探れるので、よく釣れます。
ジグはピンポイントで狙うこともあり、しかもこの日は外道が多かったので釣り辛いというデメリットがありますが、バケと比べて大きい魚が釣れることもあるので、ジグもお勧めです。
しかしながら、バケが700gなので、少し重ための200g以上のジグがあればオマツリが少なかったのではないかという場面も多々ありました。
初心者等の中には、ボートロックの柔らかい根魚の竿を持ってきたり、ライトジギングタックルで軽いジグで狙ってオマツリと、基礎を教えられていない人が多いと感じることもありました。
今回のサクラマスのパターンは各日ともに、浅い棚(30m程)と深い棚(80m程)の2パターンで、比較的的が絞りやすかったです。
1日6時間も700gもあるバケを振りっ放しなのは非常にきついですが、来年も季節限定のこの釣りを楽しみたいです。(来年はいつものシーボーグ300MJのタックルでたくさん釣りたいです。)
今回お世話になった船:苫小牧タマリスク
《釣行メモ》
釣行日 | 2020年2月11日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 05時31分 |
干潮 | 10時29分 |
(白老) |
《使用タックル》
このサクラマスのバケ釣りの概要及びバケ釣りに関するタックルや仕掛け、バケの動かし方等については下記の私のサイトで紹介しています。
サクラマス釣りはかなり特殊な釣りで、北海道の人でもわかっていない人も多いので、現地の釣具屋さんなどで聞いた方がよいことも多いです。
仕掛けは毛鉤の胴付き仕掛けを使い、一番下のスナップに和製ルアーのバケを使います。このバケのカラーは、いろいろありますが、アワビやミラー、シルバーを選べば無難なところです。
初心者の方は仕掛けを購入することをお勧めしますが、購入前に船長に助言をもらった方が良いです。それぐらい仕掛けが悪いと釣れないこともあるので。