待ちに待った、日本海のケンサキイカのシーズンが開幕した。
私は例年通っているのでシーズンの流れを熟知しており、初期段階は良型が期待できるタイミング。さっそく6月13日と22日の2回、釣行してみた。
しかし両日ともケンサキイカは小型が多かった。今シーズンは数釣りが楽しめるシーズンになるかもしれない。
さて、ケンサキイカ釣りといえば、近年釣り方が二分されたといっていい。
ひとつは専用の船イカ竿に電動リールに多連スッテのいわゆる定番の「船イカ釣り」スタイル。
そしてもうひとつは、ここ数年で一気に広まった1個のメタルスッテにアシストで小型エギやスッテをセットする、「イカメタル」というスタイルだ。
私もこれまで多連のスッテで狙っていたのだが、一昨年前にイカメタルにチャレンジしたところ、そのゲーム性の高さ、おもしろさにハマり、現在は二刀流で状況に応じて使い分けて楽しんでいる。
今回は2回ともイカメタルスタイルで狙ってみた。
2回とも「みすみ丸」さんにお世話になった。この船は夕方から出船し、日が暮れるまでは、アジやイサキ、マダイを狙ったエサ釣りをさせてくれるのだ。
6月13日。エサ釣りでは、良型のアジ、食べごろのマダイが連発したがイサキは不発に終わった。
その後は船上に明かりが灯ってイカメタルスタート。明かりと潮で変動するイカのタナを探しながらメタルスッテを操って誘う釣りはなんとも楽しい。
この日はイカ、アジ、マダイとたくさんのお土産を手にすることができた。
6月22日。この日もまずはエサ釣りから。前回釣り逃したイサキを手にしたいところだ。なぜならこの時期のイサキは大変美味で、その味を身体が欲しているのだ。
どこかのタイミングで釣れるはず! と仕掛けとエサと誘い方と作戦を練っての第一投、いきなり同行の仲間にトリプルヒット。その後、ウマヅラハギ混じりで、イサキを12匹ゲットしたところで、この釣りはゲームセット。ナイトゲーム・イカメタルをはじめる。
メタルスッテの上にまずは「スッテ」をアシストとしてセット。アタリが出るまでは、レンジを変えながらカラー、アクションもいろいろ試し、連続ヒットしはじめたらそのレンジを手返しよく釣り、アタリが遠のけばカラー、スッテ、エギ、メタルスッテの形状を変てアプローチも変える。
ちょっとした差でアタリが継続したりすることも多い。こんなふうに工夫に対しての回答がある。この絶妙な駆け引きがこの釣りの魅力と感じている。
またイカがスッテを抱いて浮上すると竿先にかかる重みが抜けるアタリ、スッテを抱き込んで下へと泳ぐ竿先を引き込むアタリはおもしろく、両方を感じながら、深夜まで大人の夜遊びを楽しんだ。
今後もしばしシーズンは続く。ぜひ出かけてみてほしい。
《釣行メモ》
釣行日 | 2018年6月22日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 20時17分 |
干潮 | 14時47分 |
(浜田) |
《使用タックル》
◯ベイトタックル
竿 | ViOLENTE [エギングモデル]ティップラン VLE-71TR-UL-S | VARIVAS |
リール | グラップラーCT 150HG | シマノ |
ライン | アバニ エギングPE マックスパワー 0.6号 | シマノ |
リーダー | ハードトップ TiNICKS 1.5号(3ヒロ) | VARIVAS |
メタルスッテ | 15〜30号 |
◯スピニングタックル
竿 | ViOLENTE [エギングモデル]ティップラン VLE-69TR-L-S | VARIVAS |
リール | ステラ C3000 | シマノ |
ライン | アバニ エギングPE マックスパワー 0.6号 | VARIVAS |
リーダー | ハードトップ TiNICKS 1.5号(3ヒロ) | VARIVAS |
メタルスッテ | 15〜30号 |