私(50歳オーバー)くらいの年齢になると、手元に伝わるアタリに対して反射的にアワせるのが年々難しくなってきます。
アタリが小さく、掛けアワせが必要なアジングだとこれが顕著なようで、若い方たちがアタリを感じとってバシッとアワセを入れ、アジを釣り上げるのを見るたびに「すごいなぁ」と感心しています。
そんな釣りはもうできまいて……と思っていたのですが、2年前に穂先の動きでアタリをとるティップランエギングを教わり、アジも穂先の動きでアタリがとれるのだと教わってから、波止でもその釣り方ができるものなのか検証したいなぁと思っていました。
そんな時に、釣友で上司の堀川さん(60代)からメバリングに行こうやと誘われたので「いやアジングに行ってみましょうよ」と誘い返してみました。
横手「おもしろい釣り方があるんですよ」
堀川「ホンマかいね」
そんなやり取りをして向かったのは山口県の周防大島。少し北からの風があったので島の南側の地家室港へ。ここは釣りがしやすそうでした。
堀川「どのロッド使ったらええかね?」
堀川さんには手持ちのロッドの中で穂先が一番軟らかいものを選んでもらいました。ジグヘッドリグをセットして釣り開始。
直後に私にアジがヒット。ジグヘッドの重みでティップが少し曲がっていたのですが、それが「ふわり」と元に戻ったのでアワせると掛かりました、これには私が一番ビックリ。
手順としてはルアーをまっすぐキャスト。穂先とラインの角度がほぼ90度になるようロッドを構え、ティップが少し曲がる程度のスピードをキープして巻く(動きとしてはフォールし続けている感じです)。
このとき穂先の動きが分かりやすいようヘッドライトで照らしておきます(水面は照らさない)。
堀川「なかなか、難しいねぇ」
そう言いながらも堀川さんはティップの曲がりがふっと戻った瞬間を逃さずアワせます。ルアー歴は短いものの、釣り歴自体はとても長い大ベテランなのです。このあたりのアジャストはお見事です。
堀川「お〜、アジじゃね!」
これでコツがつかめたのか、堀川さんがバシバシとアワせるように。
堀川「いや〜、見た? 穂先が跳ねたよ! フッとね」
横手「さすがですね〜」
堀川「それとこのタイミングでアワせたらフックが上アゴに掛かりやすい感じがする。これならバレにくい」
さすがはベテラン。見るところが違います。こうして深夜2時前まで2人でアジングを楽しみました。
私と同世代のアングラーのみなさま、反射的なアワセが難しいなら穂先の動きで楽しみましょう。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2018年5月5日 |
《堀川さんのタックル》
竿 | フィネッツァプロトタイプ GOFPS-762UL-S | オリムピック |
リール | 月下美人 2508 | ダイワ |
ライン | ソルティメイト 鯵の糸 エステル 0.35号 | サンライン |
リーダー | フロロカーボン 0.8号 | |
ジグヘッド | A.W.ロックヘッド 1g | アクアウェーブ |
ワーム | ガルプ! ソルトウォーターベビーサーディン2インチ | バークレイ |