本命不発も、20キロ超のアブラボウズをキャッチ/南房総 鴨川沖 【渡辺丸】(千葉県鴨川市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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釣行日/2022年4月24日

4月24日、南房総の「渡辺丸」さんに先日に引き続きベニアコウダイを狙いに行きました。

当日は、最初は比較的海の状況が穏やかでしたが、次第に雨が降り、風と潮が逆で底潮が全く動かないうな最悪の状況になっていきました。

5時に集合してそれから40分程走ってベニアコウダイのポイントに到着し、第1投となりました。今回は前の人のカウンターが40mになって投入でした。(前回は50m)。

1投目からヒットを期待するも、釣れたのはトウジンでした。

続いての2流し目にはヒットせず、3流し目は、はっきりしないアタリが出て、上げてくるとホラアナゴが上がってきました。

 

4流し目は、何度も底を取り直していると、いきなりゴンゴンという竿先を叩くようなアタリが来ました。

底トントンしていたので、石にでも当たったのかなとのんびりしていると回収の合図が掛かりました。  ゆっくりと電動リール『コマンドZ30』の16速で上げてくるも、かなりの抵抗があるみたいでなかなか上がってきませんでした。

浮袋が膨れて軽くなるような兆候もなかったので、怪獣と呼ばれるムネダラ類の特大サイズかなと思っていると、水面でアブラボウズだということがはっきり認識できました。

常連さんのアシストでギャフを引っ掛け、船に上げて計測すると20キロちょっとの食べ頃のアブラボウズでした。

アブラボウズ 南房総

 

今までずっと釣りたいと思っていた魚だったので、アブラボウズにしては小型でしたが非常に嬉しかったです。

 

続いての流しから最後の流しまで結局上潮がかっとんでいて、底潮が全く動いていない状況でした。(ユメザメのような深海ザメのヒットが多かったです。)

これ以上やっても釣れないという船長の判断で、14:00頃に沖上がりとなりました。昼頃から降って来た強い雨で非常に疲れてしまいました。

結局、ベニアコウダイは釣れず、まともに食べられる魚としては私の釣ったアブラボウズしかなかったので、自分の家で食べられる分だけもらい、残りは他の常連さん達に御裾分けしました。

常連さん達からはアブラボウズの美味しい食べ方を教えていただいたり、アブラボウズを解体する際に協力してもらい、非常に助かりました。

 

次回はまた本命のベニアコウダイを釣りたいです。

《釣行メモ》

釣行日 2022年11月26日
潮汐 小潮
 満潮  09時44分
 干潮  02時08分
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《使用タックル》

竿 紅スカーフ2100 (アリゲーター
リール コマンドZ30(ミヤマエ
道糸 PE 12号 2000m超
ハリス 幹糸 40号 3m、ハリス 30号 1.2m
ハリ ムツ鈎 25号

【深海釣りにおけるリールのドラグ調整について】

ドラグ調整は電動で回収をしている時に糸を握って引っ張り、その際に、糸が出ず、かつ巻き上げが止まるような状態にしなければなりません。

コマンドのリールでは特に、ストライクポイント(2番目の大きな丸)にレバーを持ってきて、それから調整用の小さなレバーを微調整する方が現場の状況に即しています。

このドラグがしっかり調整していないと、巻き上げの際に魚が落ちたり、ドラグが滑るため糸の回収速度が落ちるということがあります。

したがって、一回設定したから再設定は不要というのではなく、巻き上げ時に時折状況を見つつも、ドラグ調整をすることも必要です。

 

【深海釣りにおける回収速度について】

深海釣りにおいては、回収速度の調整が必要です。これは早く巻くと魚が落ちるとかいうだけでなく、寧ろ他の人とのオマツリを防止する意味合いが強いです。

例えば、艫の方から仕掛けを投入し、潮がミヨシの方に払い出しになっている場合では、ミヨシの人から順に回収しなければなりません。

この場合に、胴の間の人がミヨシの人よりも速く回収してしまうと、他の人を巻き込んだオマツリが発生します。今回の釣行でも胴の間の人が、非常に速く巻いていたので(仕掛けが撚れる程)、オマツリが多発していました。(本人の自覚が全くないのに驚きましたが)

したがって、回収する前と回収中は隣の人と緊密に連携し、回収速度を調整することでオマツリの防止を図ることができ、結果としてオマツリにより中層で仕掛けが停止、釣れた魚をサメにやられるという状況を防ぐことができます。

 

【深海釣りにおける底取の必要性について】

一般的には底トントンするようにするのが基本ですが、潮が払い出す等で仕掛けが底から浮き上がるような時は、糸を送り出して底に仕掛けがあるようにキープする必要があります。

この時、特に注意しなければならないのが、最初着底した時の水深(糸ふけを取り直した後)と糸を送り出していった時のその時の水深の差です。時には100m以上水深との差が出ますが、それが周りの人のカウンターと比べて、極端に糸が出ている場合は、注意が必要です。

《エサ》

サシエ スルメイカの短冊(15~20センチ)

 

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