10月に入って最初の日曜日、牛窓港の対岸に浮かぶ前島の波止は多くの釣り人でにぎわっていた。
牛窓港からフェリーに乗ると5分ほどで前島に到着し、歩いてすぐに長波止がある。港内をぐるりと歩くと新波止が延びており、竿を出していた岡山市の牧野さんに話を聞いた。牧野さんは前島で四季折々の釣りを楽しんでおり、秋シーズンになると特に足繁く通うという。お目当てはカワハギだ。
「9月から10月はカワハギがよく釣れますよ。新波止でも長波止でも同じように釣れますが、今期は新波止の調子がいいようです。11月になるとカワハギは減りますが、今度はウマヅラハギが釣れ始めますよ」と教えてくれた。
仕掛けは2gまでの軽いオモリのすぐ上にハリスを極端に短くしたハゲバリをセットする。小さくてわかりづらいカワハギのアタリを取りやすくするためだ。エサはハリ持ちのいいシラサエビがメイン。時には食わせエサの『パワーイソメ』(マルキユー)も付ける。
基本は足元を探って底中心でアタリを待つ。場所移動やエサのチェンジも効果的。いったん釣った場所でも時間を置いて入り直すことでアタリが復活する。時には数メートル沖を探ったり、違うタナへアプローチしてもいい。繊細なアタリと優れた食味が魅力のカワハギ釣りに挑戦してみよう。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2016年10月2日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 11時29分 |
干潮 | 17時41分 |
(牛窓) |
《エサ》
サシエ | シラサエビ | |
パワーイソメ | マルキユー |