●主催/シマノ
2016年11月19日(土)から20日(日)にかけて長崎県五島列島福江島福江地区の磯を会場に上記大会が開催された。各地の予選、セミファイナルを勝ち抜いた選手、インストラクター選抜、前大会シード選手を合わせた24名が栄冠を目指し熱い戦いを繰り広げた。
予選
この大会は、各選手が予選5試合を行い(28cm以上のグレ総重量で勝敗を決す。検量後グレはすぐにリリース)、その勝ポイントと重量差で順位を決して、上位2名が決勝戦を行う。決勝戦に進むには勝つこと同時に相手よりも数多くグレを釣らねばならない。
初日は3試合が行われた。天候は朝のうち崩れたものの午後は持ちかえした。1試合目から熱戦が展開され10㎏オーバーをマークした選手もいた。3勝、そして2勝1敗の選手が決勝への可能性を残しているので5試合目までは大混戦が予測された。
2日目。この日は好天に恵まれ、グレの食いもよく、好記録、好試合が展開された。そして決勝の2選手が決定。
決勝
決勝進出を決めた1人は5戦全勝の小谷さとし選手。もう1人は2勝1敗から2連勝し、4勝1敗で重量もかせいだ前大会3位の藤原誠太選手。
決勝は釣座優先権のある小谷選手が海に向かって右手に、藤原選手が左手で試合スタート。
早々に藤原選手が竿を曲げると小谷選手も竿を曲げる。どちらとも竿を交互に曲げるので、見ているほうは視線が左右へ動き続ける。しかしヒットペースは同じものの藤原選手のサイズが小谷選手を上回る。
後半戦は前半に比べて食いは渋ったものの、2選手は釣果を重ねていく。こうして決勝にふさわしい熱戦が繰り広げられ、最後まで2選手とも集中力を切らさず試合終了の笛が鳴った。
検量結果は、藤原選手4,379g。小谷選手1,905g。
藤原選手がジャパンカップ初優勝を飾った。そして最年少優勝記録を塗り替えるという記録も打ち立てた。次回大会も今大会以上の熱戦が展開されることだろう。(編集部)
◎大会結果◎
優勝 藤原誠太
2位 小谷さとし
3位 染谷正昭
《優勝・藤原選手のタックル》
ロッド:シマノ/極翔 1.2号 530
リール:シマノ/BB-Xハイパーフォース2500DXG
道糸 :ナイロン 1.75号
ハリス:フロロカーボン 1.75号(約8m)
ウキ :00号
ハリ :グレバリ 7号
ハリスにウキを通し、2ヒロ(約3m)を基準にウキストッパーを上下させて対応
大会ダイジェスト