〇はじめに
今シーズン、6月14日に解禁を迎えた猪名川水系・一庫大路次川へ、梅雨も明けた6月29日に釣行してみました。
ダム湖産の天然遡上が上々とのことで、期待に胸膨らませながら竿を出します。
〇平水に戻って1週間!
解禁日にあいにくのゲリラ豪雨によって50cmの増水となり、解禁を楽しみにしていた釣り人をがっかりさせた一庫大路次川も平水となり、状況も上向きとの現地確認を前々日に取り、当日の早朝に車を走らせ一路「川の案内所」を目指します。
オープンゲートの午前8時にようやく到着すると、監視委員長のU理事が出迎えて下さいます。彼は、川の状況・釣果・アユのサイズなど状況をいつも親切に教えて下さいます。
入川手続きを済ませ、オトリを入手して上流のホテル下流の瀬に到着すると、上流には3組のファミリーが川遊び中。河原にはBBQのガスコンロがテーブルの上に置いてあります。やはりこの土地は清涼を求めて川遊びをするファミリーが多いようです。
「みんなの川だから! お互いに譲り合って……」と、水遊びをしているパパさん2人とちびっ子たちに、一声かけて釣りをスタートすることにしました。

〇いきなり2連発!
先発オトリに願いを込めて瀬肩に送り出すと、流れに馴染んで流心にオトリが入った瞬間にヒット! こっこっこれは、正しくミラクル!
掛かったアユが瀬を下ります。慎重に取り込んみ、「これで30分は釣りが出来る!」と、ホッとしたのもつかの間、背後から声が掛かります。組合長ご夫妻です。
「釣れますか?」との奥さんの気配りの言葉を聞いて、「楽しませて頂いてます!」と、グッジョブサインを送り、同ポイントに掛かりアユを送り出すと即ヒット!
そして、下手の段々瀬でもループ投入してスパイラルを掛けるとまたまたヒット。ここは、どうやら竿抜けポイントだったようです。

〇小アユのパラダイスへ
8匹ほど取り込み、ポイントを大きく移動します。上流部は水中の磨かれた頭大の石が黒光りし、あちらこちらで小アユの垢を食む魚体から放たれる銀色の光線がまばゆいくらいです。
まずまずのサイズのアユは期待できそうにありませんが、とりあえず小さめのオトリに蝶バリ6.0号で様子を見てみると一気に群れアユに突入し、群れに混じって下流に移動した途端、反転した際にヒット!
このパターンで、口・腹・尾部と10cmサイズの小アユに掛かってしまいます。時折、流れの芯で14cmサイズが目印を下流に突き刺すアタリが出ます。この時は、最高の気分です。

〇釣果は、家族分!
昼食を済ませて上流部をさらに探りますが、やはり、1番アユの良型は抜かれている様子です。仕方なく最下流へと移動するとブラックバス釣りの青年に遭遇。
「ライフジャケットは必須だよ!」とアドバイスして、岩盤エリアを扇状にオトリを送り込むといきなりヒット!
今日は、いきなりヒットが多過ぎます。気を緩める間もなく5匹、6匹と連発の入れ掛かり。しかし、13cmサイズです。ここも、良型は先行者にすでに釣られているようです。
今日は十分に楽しめました。30匹超程の釣果ですが、さすがにこの暑さで疲れました。
5匹ほど掛かり所の良いチビアユをリリースして、帰宅の余禄の体力を維持して、程よい疲労感の内に納竿とすることし帰り支度をすることとしました。

〇おわりに
このフィールドは、目視してもアユが確かに沢山います。ひと雨ごとに、サイズアップしたアユが今後期待できそうです。
また、阪神からも近距離にあり、短ザオでもアユを狙え、アユ釣りデビューには最適の好フィールドです。またの機会に釣行してみたいと思っています。
それになによりも一庫大路次川のスタッフのめちゃ親切な対応に感謝した1日となり、私にとっては、また釣行したい
《釣行メモ》
釣行日 | 2025年6月29日 |
釣行場所 | 猪名川水系・一庫大路川 |
水量 | 平水・濁り無し |
水温 | 19.5 〜 22.0℃ |
気温 | 21℃ 〜 29℃ |
天候 | 晴れ |
《使用タックル》
・ロッド/時雨 9.0m(シマノ)
・天上糸/自作遊動天上糸 ザイトフロロ 0.8号(オーナーばり)
・水中糸/オールラウンド複合メタル 0.08号(オーナーばり)
・目印/スプール目印極太・3色 (ピンク・グリーン・オレンジ)(オーナーばり)
・ハリ/秀尖 6.0・6.5号(3・4本イカリ)、楔SP 6.0・6.5号(ダブル蝶バリ)(オーナーばり)