2か月ぶり福島県富岡漁港から出港する「長栄丸」さんにお世話になりました。今回は前回の釣行で試せなかったエビラバの検証とひとつテンヤのタックル検証等が目的でした。
当日は、港の水位の状況を鑑み、7時に出港、14時に帰港という流れでした。
7時に出港し、20分程走ってパラシュートアンカーを投入し、釣り開始となりました。
まずはエビラバを投入するも、ひとつテンヤでやっている他のお客さんにアタリらしいアタリがありませんでした。しばらく様子を観察し、ベタ底では外道のアタリがあるものの、少しでも上に仕掛けを上げると何も当たらない状況ということがわかりました。
そこから判断し、今日はひとつテンヤしか食わない状況と見て、ひとつテンヤの道具に交換してしばらくしたところ、着底後に根掛かりのような重さが竿先に掛かりました。
根掛かりと思いつつ、巻き上げが可能だったので「ヒラメかエイか」と思っていると、なんと2キロ程のマダコでした。タイラバでは釣り上げたことがありましたが、ひとつテンヤを15年近くやってきて初めての経験となりました。
釣り上げたタコは船長からミカン袋をいただき、足元の桶に活かしていたものの、タイやマハタ等の魚が桶に一緒に入っていると、いつのまにか袋の口から足を1本出して獲物を探しているような状況があり、タコの賢さに驚かされました。
マダコを釣り上げた後、チダイやマハタ等が釣れ、とりあえず、お土産を確保できました。
底付近ではエサ取りも多く、投入後すぐにやられることも多かったので、「エサ取りにすぐにエビの頭をつつかれてなくなるなら、針についているエビの残りもエサ取りに食わせて回収しよう」と思い、底から10センチ程浮かせていると、いきなりエサ取りとは違った強いアタリが来ました。
最初はかなり走ったので青物かマダイかと思い慎重にやり取りをしていると、上げて来るにつれて何度も竿先を叩いたので青物かと思っていると、上がってきたのは2キロ近くあるホウボウでした。
茨城県では専門の船があるぐらい魚影が濃いのですが、まさか福島にもこんなサイズがいるとは思いませんでした。
それからお刺身サイズの800gと1.2kgのマダイを追加し、塩焼きサイズのマダイやチダイ、メバルも追加していきました。
そうしていると風がかなり強くなり、船底の方に仕掛けが入り込み、かつ底を取るのがやっとの状況になりました。
他の同船者の方は私よりもずっと軽い号数かつ材質が鉛でやっていたので、かなり釣り辛そうでした。
隣の同船者の方は、TGベイトの赤金(80g)を使用して、ただ巻きでマゾイや小さなヒラマサ等を釣られていました。ほとんど落ちてすぐに巻き上げでヒットした状況だったようです。
その他にルアーでやっていた人は、ジギングでやっていた人に3キロ程のヒラメが掛かっただけで、ほぼルアーで狙って釣れるような状況ではありませんでした。
そのような厳しい中、何とかムシガレイや真鯛等を追加し、13時30分頃に納竿となりました。
今回は、ひとつテンヤをメインにしたことで釣果を得られたので良かったです。
ルアーのみでやっていた人は、運が良ければヒラメが掛かったりした人もいましたが、基本的にはほぼアタリがないような状況だったので、タイラバのみでやっていたら貧果になっていたのではと思いました。
今回の釣行では遊動式テンヤとベイトタックルメインでやりましたが、マダイにはやはり遊動式のテンヤが最適と感じました。
この日のような非常に活性が低い状況では、遊動式は違和感なくエサを食い込ませることができる特性で釣果を出せたものの、固定式の人の釣果はエサばかり取られて釣果が芳しくない状況でした。
渋い状況で違和感なく食わせるために、底付近を重点的に狙えるカブラかつ材質がタングステンの物と相性が良いベイトタックルはやはりマッチしていると感じました。
次回の2月の釣行ではタイラバメインとなるので、今回釣れなかったクロソイやマゾイをタイラバとジギングで狙って釣れると嬉しいところです。
《釣行メモ》
釣行日 | 2025年1月18日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 06時49分 |
干潮 | 12時17分 |
(相馬) |
《使用タックル》
竿 | エンゲツ リミテッド 一つテンヤマダイ B235MH+(シマノ) | |
リール | 23 IMZ LIMITBREAKER XHL TW HD-C(ダイワ) | |
ライン | PE 1号 400m | |
リーダー | フロロ 3号 | |
ルアー | TGビンビンテンヤ 鯛夢 遊動15号(ジャッカル) |
《エサ》
サシエ | 冷凍エビ |