【第8回 旅釣り】旅のついでに鯛ラバ 子規の街・松山市 高浜漁港/松山沖(愛媛県松山市)

(しなかわ たまき)初めて瀬戸内で船釣りをした日から13年。仕事柄、東京と広島を行き来しています。生餌の宝庫で常に疑似餌を追求する瀬戸内の釣人のスピリットに感動。サビキ、チョグリ、鯛ラバ、ダマシetc。島の民宿の2階で海見て珈琲飲みながらレポ打つのが好きです。モデルになってくださいね。東京・品川/広島・呉 しなかわ環

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深夜のNHKで「坂の上の雲」をやっています。キャストもセリフも色褪せない、モックンも菅野美穂も香川照之もロキソニンもいいなぁ。

時間をかけて一度松山の街を歩いてみたいと思いつつ東京人、今広島・呉人のわたくしにとって、松山観光港とは歴史と魅力と味覚の国、四国の「入口」とだけに何時もなってしまう。今回も前日に大洲市で用事してからの帰り道での旅釣りになってしまいました。

お世話になるのは、高浜漁港から出ている「小島丸」。9月22日は朝から土砂降り。丁度夏が終わろうとしていて稲光の見える夕立ちが南から上がって来ていた。雷と追いかけっこする様に予讃線に乗って松山で弁当買って大洲市へ。そして、午後から高浜漁港へ。

松山観光港からも近いです 高浜漁港

船長、心配して2度も電話をくれてました。すみません待たせちゃって。小島丸はトモ方向に苫というかオーニングを付けて待っていてくれました。

13時30分出船。小島丸の船長は寡黙なんだけど、納得の行く船の流し方をしてくれる人です。前々回、掛けてから大型を逃がした時も根掛りのない、時々アタリがあると「大型」という場所。今回も根掛りのない水深30~40m前後。

雲がまだ残っていて、時々、ザ~ァっと水面に雨が踊る程降りますが、シブキ配慮のオーニングのお蔭でずぶ濡れにならずに鯛ラバが巻けました。真鯛のアタリはひと流し1投目から出ました。「ココココッ」とか「コンコン」とか様々ですが掛りが悪いのはサカナが小さいのでしょうか。兎に角、今日は飽きない。

土砂ぶりと雨の切れ間の凪を一時間程繰り返していたその時、ひときわ大きな「ゴンゴン」が来ました! 「きわめて一定に一定に(巻く)」と自分に言い聞かせて巻いていくと、ドラグを鳴らしてPEが出て行きました。1kg半は優に超えている手応え! 2㎏越えか!? 

船長「・・来たか・・」

私「・・来たよ小島さん・・」

10m程上がったところで一気に勝負に出て、ハンドルを巻く手を意識的に速めたところ、「パーン」と言う具合に外れて逃げられました。

私「・・逃げたよ・・」

船長「・・惜しかったな・・」

深く追求しない、こんな所がこの船のいい所。敢えて無理な事を話題にしない。

その後は土砂降りの雨の中、淡々と鯛ラバを巻く。ふと、保安庁の船を見た近くを通ると、「コココココッ」とアタリが。続いて「タンタン」と乗った。多分、真鯛、小さいけれど。

雨の水面に白い光が走って、ムンズと抜いた。23cm、300gの真鯛。

私「・・船長、釣れたよ・・」

船長「・・おおっ・・」

この後、30分で雨の向こうに帰りのフェリーが見えたので納竿。松山観光港から16:50のフェリー旭洋丸で帰って来ました。

真鯛23cm300g アタリ多数の1日
旭洋丸の座席は電源席あり。御仕事持ってカフェ化も可能

さて今回の旅釣り、松山駅での駅弁は㈱三好野本店の「醤油めし」。アッサリの中にも味のある駅弁の名品。

でも2024年9月29日の松山駅新装で販売店舗は撤退するとか。新装後も駅のどこかで売っていて欲しい逸品でした。時代変われど松山は旅釣りの話題に尽きない街ですね。

醤油めし ㈱三好野本店
新装松山駅

《釣行メモ》

利用渡船 小島丸 090-4785-9910
釣行日 2024年9月22日
潮汐 中潮
 満潮  11時56分
 干潮  17時46分
(松山)

《使用タックル》

竿 小継金剛 1.86m(櫻井釣漁具
リール 紅牙100XH(ダイワ
ライン シグロン0.8号(サンライン
タイラバ 2step TG80g 瀬戸内オレンジ他(START
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