オモリとは
オモリには、仕掛けを狙った場所へ運ぶ、仕掛けをその場にとどめる、仕掛けを狙ったタナまで沈めるという役割があります。小型の物はウキとのバランスをとったり、オモリで海底の形状を探ることも可能。オモリは鉛製のものが多いが、比重が高く小さいのに重たいタングステン製のものや環境に優しいと言われる鉄製のオモリもある。
オモリは投げ釣り、フカセ釣り、船釣りなど、ほとんどの釣りで用いられ、ルアーで使うものはシンカーと呼ばれる。その形状は釣り方や使う仕掛けによって大きく変わります。代表的なオモリを下記で紹介します。
オモリの主な種類
中通しオモリ
オモリの中にラインを通して使用します。ウキ釣りやちょい投げでよく使われます。
ナス型オモリ
胴突き仕掛けや船釣りで使用。
オタフクオモリ
投げ釣りでよく使用される。平べったい形状なので、潮が速いときでも流れにくいのが特徴。重心が下（先端）にあるので飛距離も出る。
ジェット天秤
投げ釣りに使用。回収時に仕掛けの浮き上がりが速いのが特徴。手前にカケアガリや藻があるときに掛かりづらい。小型のジェット天秤はちょい投げで使用。
L形天秤
投げ釣りに使用。天秤がL字型に固定されているのが特徴。遊動仕掛けと固定仕掛けの両方で使用可能。
小型天秤
ちょい投げで使用する小型のL型天秤。固定仕掛けで使用。
オモリの換算表
| １号 | ２号 | ３号 | ４号 | ５号 | ６号 | ７号 |
| 3.75g | 7.50g | 11.25g | 15.00g | 16.75g | 22.50g | 26.25g |
| ８号 | ９号 | 10号 | 15号 | 20号 | 25号 | 30号 |
| 30.00g | 33.75g | 37.50g | 56.25g | 75.00g | 93.75g | 112.50g |
※さらに詳しい換算表はこちらを参照ください。
シンカー
ルアーフィッシングで使用するオモリは「シンカー」と呼ばれることが多い。用途に応じていろいろな形のものがあります。
ガン玉、ジンタン（カミツブシ）
ウキ釣りやミャク釣りなどで使われる球形の小型のオモリ。中央部分に切り込みがあり、ここにラインを挟むことで固定可能。仕掛けを沈めたり、潮の流れの中で仕掛けをなじませてくれます。
このタイプのサイズには３Bなど◯Bと表示される「ガン玉」とG3=３号などG◯＝◯号と表記される「ジンタン（カミツブシ）」の２種類がある。
ガン玉は3B＞2B＞Bと数字が大きくなると重くなるが、ジンタンはG1＞G2>G3と数字が大きくなると軽くなるので注意が必要です。
ガン玉の換算表
| B | 2B | 3B | 4B | 5B | 6B |
| 0.55g | 0.80g | 1.00g | 1.25g | 1.75g | 2.20g |
| G8 | G7 | G6 | G5 | G4 | G3 | G2 | G1 |
| 0.07g | 0.09g | 0.12g | 0.17g | 0.20g | 0.25g | 0.33g | 0.45g |
ガン玉、ジンタン以外に楕円形をした「割りビシ」と呼ばれるオモリもあります。こちらは「小」や「中」などと表記されますが、電気ウキなど一部のウキ釣り以外では使われる機会は少なくなっています。
ウキとは
ウキには
①魚のアタリや仕掛けの位置、エサの状態（有無）を伝える
②狙ったタナまでサシエを沈める
③狙った場所まで仕掛けを飛ばす
などの釣り方はウキの種類によっていろいろな役目があります。用途（釣り方）に応じた色々な形状や重さのウキが市販されています。
ウキを使う仕掛けはウキを道糸に固定する固定仕掛けと道糸の中をウキが決められた距離移動する遊動仕掛けが一般的。
固定仕掛けは道糸にウキゴム（ウキ止めゴム）を使ってウキを固定する。アタリが出やすくわかりやすいので初心者におすすめ。
一方の遊動仕掛けは道糸にウキ止めをセットして、ウキがウキ止めの所まで自由に動く半遊動仕掛けと、ウキ止めをまったく付けない全遊動仕掛けがある。半遊動仕掛けは狙った深いタナまで仕掛けをいれることができ、アタリも出やすい。
円錐ウキを使ったフカセ釣りで使われる全遊動仕掛けはウキ止めがないため表層から海底まで幅広く探ることができます。
棒ウキ
長いウキで水面にトップが長くでるため視認性が良い。繊細なアタリをとったり、遠投や遠くに流す釣りにむいています。海ではメバルやチヌ、スズキを釣るのによく使われます。
円錐ウキ
フカセ釣りによく使われる球形でウキの中をラインが通るタイプのウキ。自重があり、軽い仕掛けを狙った場所に投入する役目も。
電気ウキ
小型の電池でトップやボディが光る夜釣り用のウキ。暗い夜間でも仕掛けの位置やアタリがわかる。
アタリウキ
小さなアタリを捉えるための小型ウキでフカセ釣りやサヨリ釣りに使われる。主に円錐ウキなど自重のあるウキ（飛ばしウキ）の下にウキゴムで固定して使う。
シモリウキ
紡錘形や球形の中通しウキを連結させたもの。海ではサヨリ仕掛けのアタリウキとして使われることがある。淡水ではマブナ釣りやタナゴ釣りで使う。
玉ウキ
河川など淡水や波止からのノベ竿でのウキ釣りでよく使われる。ウキゴムで固定して使う。
河川など淡水や波止からのノベ竿でのウキ釣りでよく使われる。ウキゴムで固定して使う。
