120%楽しめる最高のフィールド!
渓流も解禁となり、キャンプなどのアウトドアレジャーにも最適なシーズンが到来しました。ルアーフィッシングはもちろん、アウトドアレジャーにも詳しい梶本林宏さんが、奈良県にあるおすすめのキャンプ場「あさひキャンプ場」を紹介してくれました。(釣りぽ編集部)
渓流が解禁となった1ヶ月後の4月初旬、奈良県十津川水系支流の旭川にあるキャンプ場「あさひキャンプ場」が冬季の休業期間を終えてオープンする。谷瀬の吊り橋にも比較的近いこのキャンプ場はリピーターの多い隠れ家的キャンプ場で、本来の自然の恵みや営みを最大限に満喫できる穴場スポットだ。
まず初めに「あさひキャンプ場」は限界集落のはずれにあるキャンプ場のため、古い民家こそあるものの近くにコンビニや商店がない。自然に溶け込み、共存するという感覚を楽しみたい方におすすめのフィールドだと思って欲しい。なので、自分の食糧や道具はしっかり準備をしてくる必要がある。つまり自然本来の環境により近いフィールドに身を置くことで、ある程度の緊張感を持って楽しめるというところがこのキャンプ場の一番の売りではないかと思う。
材料不足で困った時にすぐ売店で補充できるという安心感のあるキャンプ場ももちろん良いが、手間や不便さを楽しむ要素として考える僕には、達成感を得られる理想的なキャンプ場だ。そしてそういう場所だからこそ人工的なゴミが少なく、静かで美しい自然環境が保たれているのだろうと思う。
また、キャンプ場から階段を降りるとすぐにイワナやアマゴ、アユが泳ぐ川に入れるというのが釣りをしたい僕にはこの上ない環境である。しかし、決して完全に釣りに特化したフィールドという訳ではなく浅く流れの緩い瀬もあるため、夏にはファミリーキャンパーの子供たちが泳げる場所も存在し、すべての層のキャンパーが楽しめるという地の利が素晴らしい。
設備はトイレと温水シャワー・炊事場に加えジュースの自動販売機という感じで困ったときのために炭の販売もある(ただし炭は数に限りがあるためご注意を)。他には突然の悪天候で食事の支度ができなくなった場合、キャンプ場内に旭ダムの建設資材などを置いたとされる小さな体育館ほどの広さの屋根付きの施設があり、避難してここで休んだり食事をしたりできるので大変助かる。
そしてその横に釈迦ヶ岳からの湧き水が水路を通して引かれており、網に入れて浸けておけば飲料水や食材を冷やしておくこともできる。夏場には野菜やビールなどを冷やしておくのに重宝する。
近くには幹線道路はもちろん、限界集落の側だけに往来する車もほとんどないことから本当に静かな場所である。水の流れる音と自然の生き物たちが奏でる音がよく聞こえる……。そんなキャンプ場です。
あさひキャンプ場
〒637-1102 奈良県吉野郡十津川村旭200
☎︎0746-68-0710
※時間によって繋がりにくい場合があります
詳しくは下記サイトをご覧ください
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/04public/04camp-resort/04south_area/qf3xxf637q/