魚の豆知識 出世魚とは? 嗅覚の優れた魚とは? etc

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釣りのターゲットとなる魚(イカ)の豆知識を紹介。

真のイカ

コウイカ、スルメイカ、ケンサキイカは異なる種類のイカだが、どのイカも地域によっては「マイカ」とも呼ばれる。その地域で漁獲されるイカのなかで特に主要なイカは、真のイカとして、マイカとも呼ばれている。

イカも地方によってさまざまな呼び名がある。写真はケンサキイカでシロイカとも呼ばれる

マのつく魚

マアジ、マダイ、マハゼ、マアナゴというように標準和名では「マ」のつく魚たちがいる。これらは数多くいる似たような魚の中でもっとも一般的な(流通量が多い)ものに対してつけられたようだ。アジやタイは同じ科の魚の総称だが、アジといえばマアジ、タイといえばマダイというように、一般的な一種だけを指す場合もある。

写真はマルアジ。マアジと比べると丸みがある。マアジとともにアジと呼ばれることもある

産卵期

魚は産卵するためにエサを食べて成長し、回遊を繰り返している。メバルは冬、チヌは春から初夏にかけて、というように魚ごとに産卵期が決まっている。産卵期には浅い場所へ群れで移動する魚もおり、これを「乗っ込み」と呼ぶ。産卵前の魚はエサをよく食べて釣れやすいが、資源保護の面から釣り過ぎは控えたい。

性転換

成長に従って性転換をする魚は意外と多いく、ベラ、チヌ、コブダイなどがよく知られている。たとえばチヌは生まれたときは基本的にオスで、産卵活動に加わるようになる25cm以上になるとメスへと性転換していく。大型のチヌはメスであることが多く、「ビッグママ」とも呼ばれる。

コブダイの性転換
ベラ科のコブダイ。生まれたときはメスで、50cmを超えると頭のコブが張り出してきてオスに性転換する

魚の名前

魚の名前には学名があり、それに準じて標準和名がある。一方で、地域によって親しまれている呼び名があったり、同じ科に属する魚を総称で呼んだりすることも多い。例えばカサゴは、ガシラ、ホゴ、アラカブなどの地方名で親しまれている。

地域ごとに独特の呼び名があるカサゴ。日中に波止周りを探ると、ルアーでも釣ることができる

出世魚

成長の度合いに応じて名前が変わる魚。地域によって出世する途中の呼び名が変わったり、呼び名の基準となるサイズが異なる場合もある。以下は一例。

スズキ/セイゴ→ハネ(フッコ)→スズキ
ブリ/モジャコ→ツバス(ヤズ、ワカシ)→ハマチ(イナダ)→メジロ(ワラサ)→ブリ
カンパチ/シオ→カンパチ
ボラ/ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド。

スズキの幼魚。呼び名ではセイゴの部類
ボラ。最後はトドという呼び名になる

適水温

魚ごとに活動しやすい水温というのがある。キスやベラ、アオリイカなどは高めの水温を好むが、メバル、アイナメは低めの水温を好む。キスが夏の魚、メバルは冬の魚というのは適水温の違いによる。チヌやスズキ、カサゴなどは水温の変動に対応しやすく、明確なシーズンオフがない。

昼行性と夜行性

明るい時間帯に動く魚と夜になって動く魚がいる。またどちらも動く魚もいる。ハマチ、ベラ、カワハギ、カレイなどは昼間に動くことが多い。特にカワハギとベラは夜になると眠る。タチウオ、アナゴ、ウナギなどは夜行性が強い。夜になると動き出してエサを探す。チヌやスズキ、アオリイカなどは昼夜とも動く。

回遊と居着き

魚にはエサを追って回遊している種類がいる。アジは比較的狭い範囲を回遊するが、サバやハマチなどは広範囲に回遊する。逆にチヌやスズキなどのなかには基本的に回遊しない個体もおり、それは居着きと呼ばれる。だた産卵期には産卵に適した場所へ移動している。

青物(あおもの)

アジ、サバ、ブリ、ヒラマサなど、背中が青い魚の総称。ただし釣りで青物と呼ぶ場合は、ブリやヒラマサなどの大型魚を指す。青物はおもに磯や船から狙うが、近年は波止などに回遊してきたものをルアーで狙うスタイルも人気。

カンパチとシイラも青物と称される

根魚(ねぎょ、ねうお、ねざかな)

海底の岩場や海草の周辺を好んで生息する魚たちのこと。ロックフィッシュとも呼ばれる。波止や港、水深が浅い岩礁帯などで手軽に狙えるため人気が高い。穴釣りやマイクロテンヤでの好ターゲットになっている。

瀬戸内の根魚は釣りものが少なくなる冬場にメインターゲットとなる。写真はカサゴ

大きさ

魚ごとに「大物」と言われる大きさがある。チヌなら50cm以上、シーバスなら80cm以上、アコウは40cm以上、メバルやカサゴ、アジなどは30cm以上を超えると「大物」扱いとなる。このサイズを陸から釣るのは容易ではなく、釣り人にとってはひとつの目標となる。

視覚

目でエサを探している魚は、視覚が優れている。魚は視界が広く、そのなかで動くものを察知する能力が高い。身近な魚で視覚が優れているのはメバル。目の大きさからも分かるように、視界が広く、その中でわずかに動くもの(エサ)も察知する。

嗅覚

チヌやマダイは比較的嗅覚に優れているが、メバルやカレイはさほどではない。身近な魚で圧倒的にニオイに敏感なのは、アナゴとウナギ。魚の鼻の穴(鼻孔)の中には「嗅板」と呼ばれる部位があり、これの数が多いほど、ニオイに敏感となる。けっこう強いといわれるチヌやマダイで40前後だが、ウナギとアナゴは120前後と3倍違う。