カレイ【カレイ科】
西日本に生息するカレイの多くはマコガレイ。このほかにイシガレイがいるが、近年は数が少ないのか釣れにくくなっている。春と秋がカレイ釣りのベストシーズン。
釣り方 | 投げ釣り、イカダ釣り |
釣り場 | 浜、波止、磯、河口 |
カレイ 投げ釣り
釣り場/波止、浜、磯、河口
釣り方
カレイは底が砂や砂泥で形成されて岩や藻が点在している場所や、エサが溜まりやすいカケアガリや起伏を好む。狙うときは地形を考慮して、沖目だけでなく港内にあるミオ筋などの近いポイントもチェックしよう。
狙うポイントの地形、ポイントまでの距離、カレイの食い込みなど、そのなかで何を重要視するかで仕掛けを使い分けるとよい。根掛かりが少ない場所では食い込みがよい遊動仕掛け、根掛かりが多い場所では半遊動仕掛けや固定仕掛けで狙う。そして、飛距離や感度を求めるならPEライン、食い込み重視ならナイロンラインを使う、といった具合だ。
カレイを狙うなら、毎年釣果が上がっている実績ポイントでの竿出しが基本となる。竿を2~3本用意して広範囲に投げ分け、カレイからのアタリを待とう。エサは常に新鮮なものを付けるようにしよう。
カレイ イカダ釣り
釣り場/イカダ
釣り方
瀬戸内海や鳴門には釣りイカダが点在している。多くはチヌのかかり釣りのポイントとなっているが、秋と春にカレイが狙えるイカダがある。大きな群れに当たれば数釣りも有望。
おすすめは短めの竿を多数用意して、イカダの四方から竿を出す釣り方。イカダの下に仕掛けを沈め、約5分おきに竿をチェックして回る。アタリがあれば、その場所を集中して狙おう。アタリがない場合は、投げ釣りの要領でいろいろな方向にキャストしてみよう。
カレイの活性が低いときは、マキエを撒いて狙うと有効な場合がある。天秤のオモリをサビキカゴに替え、マキエを詰めて沈めた後、マキエをダンゴ状にして仕掛けの周辺に撒く。サシエをマキエで包み、底周辺でマキエを効かせてやるのもよい。エサ盗りが多いときは逆効果になる可能性が高いので、マキエは状況を見て使うこと。