釣行日/2023年8月5日
7月半ばに沖磯のメバル釣りに行って以来、メバルが釣りたくてたまらなくなり、この時期の波止でもどこか釣れるんじゃないかと出かけることにしました。エサもルアーも投入してのメバル探しです。
いそいそ準備しているとスマホに
「今夜は(釣りに)行くのか?」
とのメッセージ。釣友の横手義文さんからでした。
石「メバルを探しに島へ渡ろうかと……」
横「いいね〜、夕方からなら付き合えるで〜」
石「釣れなくても恨みっこなしで」
横「了解」
横手さんと17時に合流して、竹原港から18時45分の便で大崎上島へ。この日の潮は19時ごろ干潮で、深夜0時過ぎに満潮の中潮というもの。天気がいいので月明かりが出そうです。
アジ釣りでは強い月明かりは魚が散るので嫌われますが、メバル釣りではあまり気にしたことはありません。逆に真っ暗な場所がぼんやり明るくなるので釣りやすくなります。
僕が大崎上島へちょくちょく行くのは、魚影が濃いこともありますが、釣りに集中できる(するしかない)環境に身をおけるからです。フェリーで渡るしかない大崎上島の場合、夜釣りで来たら最終便で帰ることはまずありません。基本的には「夜明けまで帰れない」と心構えして、夜明け前まで釣りをして仮眠して始発で帰っています。島内にはスーパーや飲食店はありますが、早々に営業を終了してしまうので誘惑もありません。
魚影の濃さは、大崎上島周囲に大小の島々があって海峡部がたくさんあります。このおかげで沿岸の潮通しが非常にいいです。今回はメバルに限定しているので、潮通しがよく、水深4m前後で砂地に岩が点在するという条件の場所を狙ってみることにしました。沖磯同様、こういう場所なら夏でもメバルがいるのではと予測したのです。
まずは大西港近くの護岸へ。到着したころには潮が満ち上がりはじめていました。砂地メインで敷石に沈み岩ありと魚が着いていそうな感じ。
2人とも潮の流れにウキ釣り仕掛けを乗せて流します。ウキ下は3mほど。エサはアオムシです。しかし、いろんなコースを流しても1時間経ってもアタリません。通常は移動するのですが、なぜか2人ともここには魚がいそうと思っていて、粘ることにしました。
開始から1時間以上経った20時40分についに横手さんがアタリをとらえ、20㎝オーバーのメバルをキャッチ。続けて僕にも22cmのメバルがヒット。時合かと思いきや、小型が1匹ずつ釣れてアタリがなくなりました。
横「やっぱり数は少ないねぇ」
石「でもコンディションが抜群ですよ。これは美味いでしょうね」
さすがに潮が満ちてもアタリが少なすぎるので移動することにし、白水港(白水港は釣り禁止場所が多いので注意してください)から西側に続く長い護岸を釣り歩くことに。
潮がかなり満ちていて、15m沖で水深4mほど。底スレスレにウキ下を設定して流してみますがアタりません。誘うつもりで潮上へ斜めに仕掛けを引くと「クククッ」と穂先を引き込んでメバルがヒット。同じ釣り方をするとまたメバルが釣れます。
横「動くもんがええんかね。ルアー投げてみようか」
横手さんがジグヘッドリグをキャストして釣れたのと同じ方向へリトリーブしますが反応なし。一方でアオムシの僕はメバルが釣れます。動けばいというものではなさそう。
石「ウキを支点にした仕掛けのなじみ方がいいのかな? それともアオムシだから食う?」
謎は多いですが、このパターンに頼り切ってメバルを追加。キープは4匹と少ないものの、ヒットは10以上あり、アタリはそれ以上にありました。
横「アタるのに掛けられんのは魚が小さいんかね。それとも誘い方かね」
下げ潮の動きが落ち着いた3時に納竿。仮眠して6時の始発で帰りました。
メバルはエサでもルアーでも狙え、そのパターンもさまざま。おじさん2人が夜明け前まで夢中で釣り続けてしまう魅力があります。場所次第では今回のように夏も釣れるので、夏メバルを探しに出かけてみてはいかがでしょうか。お味は絶品ですよ〜。
《釣行メモ》
釣行日 | 2023年8月5日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 01時11分 |
干潮 | 18時39分 |
(竹原) |
《使用タックル》
竿 | アドバンスイソ 1.5号 500(シマノ) | |
リール | アリビオ 2500(シマノ) | |
道糸 | 磯スペシャル ファインフロート 1.5号(ウキ止めはハリから3〜4m)(サンライン) | |
ウキ | エビ撒き 3B(ヒロミ産業) | |
ハリス | スーパートルネード 0.8号(約1mをラインとサルカンで接続)(サンライン) | |
ハリ | 極メバル 8号 | |
オモリ | ウキ下にガン玉2B、ハリス中央にG3 |
メバルのウキ釣りに最適なウキ『エビ撒き』(ヒロミ産業)
製品名にあるように、メバル、スズキ、チヌをターゲットにした「エビ撒き釣り」に使いやすい、最大直径9.6mmの細身設計の電気ウキです。細身でアタリがとらえやすいのが最大の特長ですが、トップのカラーはレッド、グリーンともに昼でも見えやすいので昼夜兼用できます。ゴム管でラインに止めることもできますし、スナップサルカンも装着できるので、ノベ竿でもリール竿でも使うことができます。細身ですが7.3g(3B)という自重のおかげでナイロンライン1.5号なら15mは投げられます。これらのことから使い勝手がとてもいいのでメバルのウキ釣りで長年愛用しています。多用しているのは3B。風が強い、深ダナを狙うときに0.5号といったところです。
浮力:3B、0.5号、0.8号、1号
自重:7.3g(3B)〜5.2g(1号)
サイズ:全長260mm、最大直径9.6mm
トップカラー:グリーン、レッド
《エサ》
サシエ | アオムシ |