オキアミとは?
フカセ釣りのエサとして一番使われているのがオキアミ(ナンキョクオキアミ)。エビに似ていますが、表層から中層を漂うプランクトンの一種。南氷洋などに生息しています。
南氷洋で網で採取され、船上で冷凍されたものが釣りエサとして流通しています。
オキアミ生タイプ
オキアミ生/オキアミをそのまま冷凍したものの他に、食い気を高める成分を添加したり、ハードタイプの加工がされたものもある。
・メリット 食い込みが良い
・デメリット エサ盗りに弱い
オキアミボイルタイプ
オキアミボイル/採れた直後に茹でたオキアミ。見が白く硬くなる。身が硬い分、エサ盗りに強い。身が軽くなり、水に浸さないと海面に浮くことがある。
・メリット エサ盗りに強い・白く目立つ
・デメリット 食い込みが悪い時がある。浮きやすい
特にオキアミ生は、解凍後は劣化が早く時間が経過すると黒く変色するので、気温が高い時は、クーラーからサシエケースに小出しにするなどして鮮度を保ちます。ボイルは生よりは劣化が遅いものの、気温が高い時に出しておくと傷みます。
オキアミの付け方
○腹掛け
《シッポをカット(基本形)》
丸まったオキアミの形に沿ってハリを刺すやり方。シッポをとってそこからハリを刺すのが基本形。
《頭とシッポをカット》
頭とシッポをカットしたもの。ハリはシッポ側、頭側どちらからも刺すことが可能
《頭だけカット》
頭だけカットして、そこからハリを刺す方法
○背掛け
オキアミが反るように付ける背掛けは、ズレにくいため遠投向き。刺す時にハリを身の中心ではなく背中側を通すようにすると刺しやすい。エサ盗り対策にも有効
○オキアミ2匹掛け 抱き合わせ
ボリュームを出せるので海中でのアピール力は高いが、遠投時にハリからはずれたり、盗られやすいという難点も。真鯛など口の大きな魚向きの付け方。
オキアミを小出しにする時に便利なのがバッカンにセットするサシエケース。乾燥を防ぐ蓋付きがよく、夏は断熱タイプがオススメ