初釣りで良型のオニカサゴ、マハタ等をゲット
こちらの船は、近年は年末頃に落とし込みのベイトがいなくなることが多いため、根魚五目がメインとなり、沖の瀬周りや漁礁周りで、オニカサゴやマハタを筆頭にアマダイ、ウッカリカサゴ、アヤメカサゴ、ハマダイ等多くの魚が釣れます。
しかも、オニカサゴは1キロ超えも多く、ウッカリカサゴも2キロ超えも混じります。
今回は当初、沖合いの瀬回り(水深120~150m程)を攻めた後に、沖がダメなら漁礁回り(水深100m程)を攻める予定でした。
当日は6時に集合して出船になりました。40分程走って沖のポイントに着いた時、ベタ凪の予報であるのに、前日からのうねりがやや残っており、しかも風と潮が逆で底取りが難しい状況でした。
今回は家族サービスが目的だったので、父と妻の釣りのサポートをしつつ、自分の竿も管理するという忙しい釣りでした。
1投目と2投目でとりあえず、アヤメカサゴを釣るもなかなか後が続きません。しかも今回はミヨシだったため、うねりの影響が大きく、仕掛けが上下することが多く非常に釣り辛かったですが、ある程度対応できるように長い竿を使用していたので影響を軽減することができました。
家族にもウッカリカサゴやアヤメカサゴがヒットするも、なかなか渋い状況が続きました。上潮が流れているものの、底潮が全く流れていないのが、アヤメカサゴがよく当たることから読み取れました。(アヤメカサゴが釣れるのは、潮が動いてない時が多い。)
他の人にもアタリが少なく、2時間程で漁礁周りに移動することになりました。
漁礁周りに到着後、潮が動いてきたのかウッカリカサゴやアヤメカサゴがよくヒットするようになりました。
そろそろマハタが出ると思い、インチク(200g(沖の瀬では300g。オマツリ防止のため))を投入すると、底から10m程巻き上げたところで、狙い通りマハタがヒットしました。
マハタとわかっていたので、頭を上に向かせたまま一定のテンションをかけ上げてくると、1.5キロ程の食べ頃のマハタでした。
その後、父に1.5キロ程の良型のオニカサゴがヒットし、妻にはウッカリカサゴやアヤメカサゴの3連掛け等ありました。
途中、隣の人の根掛かりやオマツリのサポートやタモ入れをしながら、家族のサポートもしていたり、時合がわずかな時間のみであったため、インチクを投入して追加のマハタを狙うもその後は全くアタリがありませんでした。
ジグやタイラバを使えば良型の真鯛等の釣果は見込めたものの、満員状態であったため、オマツリが発生することも考えて使用を控えました。
結果的には、釣果は微妙ながらも家族で食べる分には申し分ないくらいの釣果でした。20年ぶりに父との船釣りでもあったので、良型のオニカサゴも釣らせることができ、良い釣行となりました。
今回特に釣り方として感じたのは、やはり南房総のオニカサゴ釣りとは異なり、仕掛けやタックルの選定も地域ごとに変える必要があることでした。
南房総の海域とは異なり、大分の海域は本命と外道を含めて比較的サイズが大きく、よく釣れるので、仕掛けは3本鈎、竿は巻き上げと落としてからの待ちで食わせるため、比較的柔らかめの泳がせ竿の方がやはり相性が良いです。
一方、南房総の海域では、底が岩盤質でゴロタ場のようなところを攻めるので、鈎は2本、かつ竿を持って常に仕掛けを上下させて誘うので、軽くて繊細な先調子の長い 竿が有利となります。
何にせよ、とりあえず、自分の釣りの時間は短かったものの、狙い通りにマハタを釣れたので新年1発目の釣行としては良かったです。
○大分県蒲江沖のオニカサゴの仕掛けや釣り方については次回に詳しく
《釣行メモ》
釣行日 | 2022年1月2日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 07時27分 |
干潮 | 12時47分 |
(佐伯) |
《使用タックル》
竿 | マジックバイトRR18(剛樹)、マッドバイパーSTD 195MH・STD195MH・極鋭中深場AGS225H(ダイワ) | |
リール | 21ビーストマスター3000EJ・3000MD(シマノ) | |
道糸 | PE 3〜4号 | |
ハリス | 幹糸10号、ハリス8号 | |
ハリ | オニカサゴ 18号(ひねりなし) (がまかつ) |
《エサ》
サシエ | サバの短冊 |