今回もイシナギ釣行で、昨年たくさんイシナギを釣らせていただいた千葉県、外房の川津漁港からイシナギ釣りで出港する「基吉丸」さんにお世話になりました。
こちらの船は毎年5月末頃から8月初旬頃まで、深海魚であるイシナギの産卵に伴う接岸の際に、イシナギ乗り合いを出しています。
船長はイシナギの生態や釣り方を熟知しており、非常に操船も上手く、多くの実績を挙げられています。
過去には100キロオーバーの大型も釣れており、近年ではそのような大型の数は減ったそうですが、20キロオーバーのものであればかなりの確率で上がっています。
1日の釣りの流れは、まずエサのスルメイカを釣って、それからイシナギを釣るというものです。イシナギ釣りの制限が10時30分までとなっているので、朝の短時間(5時ぐらいから7時前頃まで)でエサのスルメイカを確保しなければならないので大変です。
特に、最近はこのエサとなるスルメイカの確保が大変で、全く釣れないこともあるので、そのため保険として事前にスーパーでイカを買ってくるというふうになっています。
※イカは冷凍イカは食いが悪く、釣れる確率がかなり落ちます。
この日も朝4時前に出港し、4時半頃にスルメイカのポイントに到着し、第1投となりました。
今回は前回と違い、サバが多く、スルメはいるものの、潮が動かず底付近に固まっていて渋い状況でした。
最初の1ハイを電動のスロー巻きで乗せて、パターンがつかめたのでそのパターンで連続で乗せていき、運良くトータルで5ハイを確保できました。(船中9ハイ。私が5ハイ、船長が2ハイ、隣の同船者の方が2ハイでした。)
イシナギ釣りのスタート。朝一が食いそうだったので、迷わずライブベイトを投入すると、いきなりアタリが! しかし、それから食い込まず、待っているとアタリが止んだので、念のため上げてみると、スルメイカがしゃぶられた跡がありました。
続いてライブベイトをまた投入。棚取りをしてしばらくすると、いきなり竿先を引き込むアタリが来て、アワセをいれるとイシナギの強烈な引きが伝わってきました。
慎重にやり取りをして上げて来ると、15キロのイシナギでした。
サイズの割によく引いたので驚きました。
その後、右舷艫の人に18キロのイシナギがヒットし、胴の間の方にも8キロのイシナギがヒットし、ぱったりとアタリが止みました。
ライブベイトのスルメイカを投入しようと思ってバケツを見てみると、スルメイカ達がお亡くなりになっていました。(毎回たくさん釣れて分けて生かしていても死んでしまいます。)
仕方ないので、デッドベイトのスルメイカでやっていると、棚取りをした直後に大きなアタリが来て、竿先が引き込まれました。
イシナギと思い、確実にフッキングさせ、やり取りをしていると、突然バツンという音とともに竿先が跳ね上がりました。
確認すると、針のところで鋭利に切り裂かれていました。
おそらく正体はまたサメだったと思います。(サメはイシナギと引きが似ています。)
その後は完全に潮が止まり、アタリもなく終了となりました。
今回はイカは釣れたものの、イシナギの釣果に結び付かなかったので、改めてイシナギ釣りは奥が深いなと感じました。
今回の釣行で、今期5本目となる魚を釣ることができたので良かったです。
次回こそは70キロを超えるモンスターサイズを釣りたいです。
《釣行メモ》
釣行日 | 2021年7月18日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 10時55分 |
干潮 | 04時40分 |
(勝浦) |
《使用タックル》
竿 | イシナギ用:スタンディングディープ195S、195SS エサのスルメイカ用:スクイッドロゴス 155H |
剛樹 |
リール | イシナギ用:19ビーストマスター6000 | シマノ |
スルメイカ用:20シーボーグ800MJS、16シーボーグ300MJ | ダイワ | |
ライン | イシナギ用:PE8~10号、スルメ用:PE3号 | |
ハリス | イシナギ用:フロロ 60号 | |
ハリ | 泳がせ30号、石鯛鈎20号 |
【仕掛け等細部釣り方等のリンクについて】
・イシナギの釣り方等
・細部仕掛け等の説明を掲載
・本文中で仕掛け等の説明を記載
・昨年50キロ超を釣った時のレポート
仕掛けなどについて詳しくは上記リンク先をご覧ください。
《エサ》
サシエ | スルメイカ |