午前6時に大分県杵築市を「Soyamaru(そうやまる」で出発。予報では波が心配されたが、釣り場に着いてみると小雨がパラつく程度で、波はなく釣りやすそう。
釣行者の伊藤隆介さん(ダイワフィールドモニター)はさっそくタックル、エサをセットして合図とともに釣り開始。船長が指示してくれたタナのど真ん中を攻め、タチウオのサイズをチェック。サイズが小ぶりと分かると、その指示ダナより少し上のタナを狙ってサイズアップさせた。
その後も伊藤さんは小型のアタリを切り捨てて、サイズのよいタチウオのアタリを拾う、食いが渋いときは匂いや体液が出るよう、サンマの切り身をこまめに交換する、逆に食いがよいときはエサ持ちのよいタチウオの切り身で手返しよく釣るなどしてヒットを継続させた。ちなみにこのエサは伊藤さんの自家製。
「タチウオテンヤはラインの太さ、テンヤの重さなどが船で決められていることが多いんです。それは釣り人同士のラインの絡みなどを軽減することが目的。つまり限られたルールの中で最大限できることをやるという感じですね」と伊藤さんはそう教えてくれた。
またこの海域は水深が深く、2枚潮、3枚潮になりやすいので、サミングの重要性を教えてくれた。
「軽めなサミングだと、テンヤは下の潮に乗っているのに、ラインが上の潮にとられていることもあります。これが『サミングしているのに隣りの人と絡んだ!』という原因。強めなサミングとときどきいったんラインを完全に止めてできるだけ穂先からテンヤをまっすぐにしてやりましょう」
これでトラブル軽減、イチ早いタナへの到達、フォール中のアタリとりなどができて釣果につながるとのこと。タックルももちろん大事だが、こういった所作も非常に大切と伊藤さん。
別府沖のタチウオはまさに盛期を迎えている。極厚のタチウオは非常に美味。まさに釣って楽しい、食べておいしいターゲットである。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年10月15日 |
潮汐 | 若潮 |
満潮 | 04時27分 |
干潮 | 10時55分 |
(大分) |
《使用タックル》
ロッド1 | 極鋭タチウオ テンヤSP 197AGS | ダイワ |
ロッド2 | メタリア タチウオ テンヤSP 190 | ダイワ |
リール | シーボーグ200J | ダイワ |
ライン1 | UVFメガセンサー 8ブレイド+Si 2号 | ダイワ |
ライン2 | メガセンサー 12ブレイド 2号 | ダイワ |
リーダー | ディーフロン 船ハリス 真鯛 5号(約3m) | ダイワ |
保護パイプ | ムラムラパイプ | 東邦産業 |
テンヤ | 猛光太刀魚テンヤ 船 ダブル 50号(スナップサルカンで接続) | ヤマシタ |
《エサ》
サシエ | サンマ、タチウオ |
《利用渡船》
Soyamaru(そうやまる)