広島・呉からフェリーで渡って49㎞弱、愛媛県の県庁所在地・松山はハイカラな街。
呉には「KURE:BAN」というタウン誌がありコロナ禍、東欧戦争によるインク値上げ紙値上げで旅行誌じゃらんをはじめ有名誌がバッタバッタと休刊していく中、しっかり残っている、強い。結構面白いしバーンと値上げもしないし、3大コンビニの内書籍継続中のセブンイレブンやローソンでもちゃんと売っているので時々買います。のKURE:BANの5月号は「松山さんぽ」なんですよ。
だだ文化全然ちがうわな。東京人からしてみると人が大らかな事に始まって、ちぢれた饂飩中堅麺、国際線対応空港・鉄道インフラが集中していて便利、文明開化より有名人が出ている、俳句文化が日本的、だんごが旨い、真鯛を大切に崇めている。そして○○○○が旨いと感じております。
さて呉から行くには呉港から松山観光港まで高速艇で50分強。早い。しまなみ海道使って高速バスてのも景色よくていいんですが、多島美満喫の御船はやっぱりいいですよねえ。

4月20日に行って来ました。松山観光港隣の漁協高浜支所脇の港から出ている「小島丸」。11時15分出船で14時30分あがりで、「15時40分の広島行き高速艇に間に合わせて下さい」というスポット出船、もちろんチャーターですね。
そのうえ、流す場所を「此処」と限定しました。昨年4月に大型多分間違いなく真鯛を3回バラしている、秘密の?場所なのだ。近場だと言っておきましょう。
水深は40m、中潮最終日で潮止まりまで丁度1時間、80gの鯛ラバヘッドでするりと底はとれた。2回上げ下げしたら「トトトトトッ」と下から15回巻いて明らかに真鯛と分かるアタリ。掛からなかったけど明らかにいる、真鯛がいる!
曇り空ですが風なく静か。PEが立つようにゆっくりと船は動いています。静寂を破る様に2回着底と同時に抑え込む様なアタリがあり20cm程のガシラがあがりました。と言うか真鯛で無い事がすぐにわかったので、口から浮き袋が出ない様にゆっくり巻き上げて来た効果あってか2匹とも針をはずしてエアをぬいてやるとプルプルっと首を振って帰っていきました。
残り90分。「今日も真鯛はダメか…」、とあきらめかけた矢先、15回巻くなかの下から5回巻いた時に「カカカッ」と来た! 巻き上げ途中でも元気よく首を振るのがわかる。「鯛だ、真鯛だ!」。小島さんがタモを構えてくれる。船の下から出て来た白い影が桃色に変わった。真鯛、30cm 500g。小さいけれど、小島さんも「やっと型が見れたねえ」と言ってくれました。

空振りだった場合に備えて、この日の朝に同船で釣った真鯛3匹をイケスに用意していてくれたのだ。ありがとうございます。

船長は胴突きの手釣りだが、「小島さんチョクリの色は何色?」と聞くと「黒と緑」だよと。やっぱりシルエットの濃いやつが季節的にいまだいいのかなぁ。それでネクタイは変えずに引き継続き鯛ラバを巻いた。
残り1時間を切って15巻きの下から5巻きで3回アタッタが乗るらず。14時35分終了。高浜港へ帰って、真鯛を締めて頂き、松山観光港のいよてつショップでは保冷剤も売っているので保冷バックに買って呉へ持ち帰りました。
さてさて今回の旅釣り、松山観光港でも売っている子規食ム餡パン。いよてつショップで売っているが個売りはなくて6個入り箱買いをして売店の電子レンジでセルフでチン。売店売りのアイスコーヒーと一緒に御三時(おさんじ)させて頂いたんですが、これがまた抜群に美味い。今の朝ドラ今田美桜さんの元気で活発なキャラも含めてあんぱんは「高知」の印象あって人気沸騰だが松山・子規食ム餡パンもなかなかどおして捨てたもんじゃあないぜ。是非一度どうぞ。


《釣行メモ》
釣行日 | 2025年4月20日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 12時39分 |
干潮 | 19時22分 |
(松山) | |
遊漁船 | 小島丸 090-4785-9910 |