出だしからおくやみで失礼します。釣りバカ日誌のハマちゃんこと西田敏行さん逝去。原作も映画も釣り好きが見て、自分でもやりそうな事、あっ私と同じ、があるあるでした。
釣りに行くとき、釣りの話をするとき、本当にいい顔してましたね。さて東尾道ケンスイ前桟橋と言えばこの辺りの遊漁船の出船スポットとしては有名。激戦区の中で紅1点の船、それがK2艇。
海に向かって左側の桟橋にはサイドに有名船が出船時間の30分前には入ってくる、のだが一番最後に正面に静かに付けるのがK2艇。Gentlemanがロープを放ってやる。たたたたっと細身の船長が下りてきて、ぱぱばっと舫って、ネコで氷をパパパッとはこんでクーラーに分けて、御客さんはお互い譲り合って席を決めている。
建造中の大きな船を横目にスーッと増速、島の灘へ。ここで少し、この次少し、とK2艇は進んでいく。潮が中潮の割には流れないのに、実にまめにまめに、マダイだ、イネゴチだを拾っていく。
カメラを向けると皆さん丁寧な方ばかりで、途中で「もぉいいでしょ」なんて人はいない。別の人が掛けると静かに指さして教えてくれる訳ですよ。
右ミヨシ2番の方の竿が超良型を伝えている。「タイですねぇ」とわたくしは興奮したのですが、50cm超のアコウ。ネットで買ったら、活〆で消費税込み20,000円程する代物。
「これで今日は十分でしょう」とは東京の感覚でしてね、まだ午前10時。各ポイントを拾い釣りして少しづつ皆様のクーラーは埋まって行っております、良型チヌ、セトダイ、中アコウ、御刺し身2人前級のマダイ等々。
本日鯛ラバを使っているのは左大ドモのお隣の方とわたくしだけなんですが、やや水深のある場所に入ってからお隣の方500g級ながら真鯛を連発! ベテランさんとお見受けしました。この方500gを2枚私に下さいまして有難く遠慮なく頂いてしまいました。
午後食いが渋いまま大きな盛り上がりも無く、そろそろ沖揚がりの時間。「○○を流してダメならあがります」とのアナウンス。「○○」のところがエンジン音で聞こえなかったのですが、あぁ、こんなところにもという場所でスロー。
一投目で左大ドモのベテランさんにヒット。タモを構えてびっくり。で、でかい! 60cm、3kg近いマダイの大物。
ポーズして画撮りさせて頂いて、「じゃあわたくしも」ってんで海老ラバ投入。下からゆっくり2巻き3巻き4巻き、モゾッとしていきなりズーンと走った、ドラグが効いてても竿が立たない。ベテランさんがタモ構えてくれて一発タモとり後に検寸すると58cm、⒉8kgの良型マダイ。高い背で肉厚。冬が来ますねぇと感じさせる1枚。
次は右ミヨシのひとつテンヤの方にも60cm級のモンスターがあがる。右大ドモの人にも2kg級のチヌが上がって、左大どものベテランさんは1~2kgのマダイを連発! ここはどうやら、ひとつテンヤんやよりも鯛ラバ系に分があった様子だ。
モンスターマダイラッシュは続きそうに見えたが、晩秋の陽は思いのほか傾くのが早い。沖上がりとなりました。終わって見れば全員にそこそこの釣果があり、盛り上がりもあり、で至極満足感の行く釣行! オ―フリーK2艇、また来たくなる船です。
さてさて今日の旅釣り。松永は履物の歴史の街の他、近くに大学、高校を控える学園都市でもある、学生のまちらしく、リーズナブルで満足感の多い定食屋さんが沢山あります。K2艇乗船の前日は松永駅北口すぐの「えびすや」でサラダを肴に生ビールをやらせていただきました。このボリュームでお値打ちなメニューです。
《釣行メモ》
釣行日 | 2024年10月6日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 12時32分 |
干潮 | 06時04分 |
(糸崎/三原市) |