マダコ【マダコ科】
沿岸の岩礁帯や砂れき帯に生息し、カニやエビなどの甲殻類や貝類を捕食する。夜行性で日中は岩穴などに隠れていることが多い。繁殖期は6月~9月頃。
釣り方 | エギング、テンヤ釣り |
釣り場 | 波止 |
マダコ エギング
釣り場/波止
釣り方
タコ専用エギを使ったエギングは、波止や護岸から手軽に狙えるので、若い釣り人を中心に人気がある。タックルは手持ちのエギングロッドを代用できる。海底付近を中心に狙うため、リーダーは根ズレに強いフロロカーボンの12~16lb(3~4号)を使用する。
釣り方は、エギをキャストしたら着底するまで待つ。着底後は竿先を軽くあおってエギを跳ね上げ、ラインを張ったまま落とす。これを繰り返して手前まで引いて誘う。ズル引きでも釣れるが、根掛かりしやすいので効率が悪い。
アタリはゴミが引っ掛かったような感じで重くなる。違和感を感じたら大きくアワセを入れてみよう。ハリに掛かったら、障害物に張りつかれないように一気に浮かせて取り込もう。
地域によってはマダコの禁漁期間が決められているので、事前に確認しておこう。
マダコ テンヤ釣り
釣り場/波止
釣り方
テンヤ釣りでは、基本的に波止や護岸の際を狙う。とくに石積みがある場所はマダコの好ポイント。際だけでなく、少し沖目に岩礁帯などがあればチェックしよう。
タックルは、マダコ専用竿に両軸リールをセットする。ラインは丈夫な手釣り糸が安心。タコテンヤのオモリは20~30号。テンヤには模造ガニを付ける。昔ながらの手釣りで狙ってもよい。
波止際へ仕掛けを投入し、底まで沈めてタコテンヤを上下に動かしながら誘う。アタリがなければ、潮上から潮下へ少しずつ移動しよう。
アタリはわかりづらいので見極めが難しい。ビニール袋を引っかけたような重みを感じたら、大きくアワセを入れてみよう。ラインを張ったときにグーッと引かれたらマダコが掛かっている可能性が高い。ためらわずにリールをゴリ巻きして一気に浮かせよう。