○釣行日/2022年5月15日
5月15日、乗込みチヌが少し落ち着き大型チヌを釣りにくくなってきた日生諸島に釣友の兼松さんと釣行してきました。
今年はチヌの接岸がかなり遅れていて4月下旬になってもチヌの群れが入っていない磯が多く場所ムラが激しかったように思います。シーズン初期は長島、鶴島の南面で釣れだしましたが、40cm後半は釣れるものの、50cm越えは殆ど釣れていませんでした。その二つの島の間にある大多府島にいたっては40cmクラスが数匹という釣果が続いていました。
その島に今回はチャレンジしてきました。釣行場所は「太多府島の一文字波止」です。昨年は4月中旬から55cmクラスが釣れ大人気となったポイントなのですが、ここの一番の特徴である牡蠣筏が今年はなくなっていてチヌの住処がありません。そのため、シーズン初期に何組か釣り人が上がっても目立った釣果はなく不人気ポイントとなっていました。
船長に相談しましたが「全くお勧めできないので他の場所に行った方が楽しめる」と言われましたが、チヌの魚影は少なくても釣り人が入っていないので大型が残っているだろうと考え、ボーズ覚悟の釣行です。
狙いは上げ潮を西端にある白灯台から西に出て行く潮に乗せて流し釣りをするのですが、この日は上げ潮なのに、潮が沖から白灯台へ向かってきて非常に釣りにくい状況で想定外です。また、東端にある赤灯台へ釣り座を変えようとも考えましたが、海底調査船の船団が5隻ほど係留していて竿を出すのは厳しそうです。それに潜水士の姿も見えましたので、全く釣りにならないだろうと判断し当て潮を我慢しての白灯台での釣りとなりました。
しばらく続く撃沈ムードのなか、兼松さんがチヌを釣り上げ魚がいることが分かり、二人のテンションは少し上がったのですが、その後も全く餌がとられない状況です。
時間だけが過ぎボーズを覚悟した12時、底潮の動きが少し良くなってきてウキの傾きが変わり、海の中の変化を感じました。すると、黄色い練りエサの『エサ持ちイエロー』が初めて魚にとられます。
「これは釣れそう!」と思い、再度、投入するとサシエが残ります。そこでサシエを赤色の『高集魚レッド』に付け変えた直後、ウキが少しだけ沈みます。「まさか!」と思いながらアワセを入れてみるも相手は動きません。と、いきなり魚が走りますがサンライン『パワーストリーム1.75号』を使用しているため、強気なやりとりが可能です。
海面をわったチヌにタモを伸ばすとタモ枠を大きく超える大きさです。釣り上げ後に検寸すると52.5cmありました。
その後は調査船が海底を掘削しているのか、大量の泥水が押し寄せてきて釣りにならなくなったので納竿しました。
《釣行メモ》
釣行日 | 2022年5月15日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 09時53分 |
干潮 | 16時07分 |
(宇野港) |
利用渡船/牛窓沖 まこと渡船
《使用タックル》
竿 | がま磯 インテッサG IV 1-50(がまかつ) | |
リール | BB-XテクニウムC3000DXGSL(シマノ) | |
道糸 | 松田スペシャル競技ブラックストリームマークX 1.75号(サンライン) | |
ハリス | 松田スペシャル競技パワーストリーム1.75 号(サンライン) | |
ウキ | 松山LL 浮力BB(サンライン) | |
ハリ | チヌエース 3号(がまかつ) |
《使用したエサ》