サクラマスのバケ釣り/白老沖(北海道白老町)

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サクラマス 北海道 バケ

今回は今年初となるサクラマスのバケ釣りに行きました。昨年は最悪の年と言われるぐらいサクラマスが釣れなかったので、あまり期待ができないだろうと思って臨みました。

サクラマスはヤマメの降海型の魚で、ヤマメよりも非常に大きくなります。顔つきはハガツオや鰆みたいな顔をしていますが、これらの魚と同様に歯が鋭い魚です。共通なのは、とても美味しいことです。

乗った船は苫小牧勇払マリーナから出るタマリスクさん。ここの船長は根魚に加え、サクラマスには非常に情熱をもっています。

今回は700gの「バケ」を使用し、水深は80~100m程のところでやりました。バケとは北海道のご当地の漁具です。他の地域にも似たようなものがありますが、サクラマスとヒラメのバケ釣りは非常に人気のある釣りです。※バケ釣りについては下記で詳しく紹介します。

サクラマス バケ

バケ

ポイント到着後、底取りをしようとフォールさせているといきなり仕掛けが止まったので、アワセるとサクラマスがヒットしていました。フォールでのヒットはよくある魚ですが、まさか最初の一投で釣れるとはびっくりしました。

その後もぽつりぽつりと継続的に釣れ、終了1時間程前には定数の10匹を達成しました。

北海道ではサクラマスやサケは沖釣りではライセンス制で、1日に釣っていい量として10匹以内と設定されており、またサクラマスに関しては海域により日の出から12時までと決まっており、短時間勝負となります。

ヒットした外道はマダラ、スケソウダラ、宗八ガレイなどで、バケをゆっくり動かしているとこれらの外道がよくヒットします。特に、マダラは3月頃になるとメーターオーバーの特大サイズがバケにヒットすることも多いそうです。

今回は昨年辛酸を嘗めさせられるぐらい苦い経験からの教訓や昨年取った400項目程のデータを釣り方や仕掛けに反映させてそれで結果が出せたのでとても良かったです。

また、バラシも何回か発生したので次はここをいかにゼロにするかを検討予定です。北海道のバケ釣りは特殊な釣りで、非常に勉強になること、本州や九州の釣りにいろいろと応用できることも多いので、体験することをお勧めします。

なお、ジギングでずっとしゃくるのよりもはるかにきついのでご注意です。



《釣行メモ》

釣行日 2018年1月27日
潮汐 若潮
 満潮  09時52分
 干潮  03時22分
(白老)

《使用タックル》

竿 剣崎V マスSP 240 ダイワ
リール 16シーボーグ300MJ ダイワ
道糸 PE 3号
ハリス・幹糸 ハリス10号・幹糸12号
ハリ フカセ針15号 がまかつ
ルアー バケ700g

北海道のバケ釣りについて

バケ釣りとは北海道特有のバケと言われる漁具と毛鉤を使用した胴突き仕掛けを併用した釣り方のことで、サクラマスが小魚を追い回す様子を模擬する釣り方です。

サクラマス バケ

バケ

バケ サクラマス 毛鉤

毛鉤

具体的には、バケが胴突き仕掛けのオモリの位置についており、その上(エダス部分)に毛鉤があります。バケを上げ下げするとバケは形状によってグライダーのように水中を滑空し、それに連動して上の毛ばりも逃げていく小魚のようにバケについていく動きを取ります。この時、バケを上げて下げて待つのではなく、バケが止まりそうな状態になったらバケをまた竿で上にあげておろすという動作を取るとバケがきたルートを折り返し、サクラマスが小魚の群れの下でぐるぐると追いつめている様子を模擬します。

この動作を正確にするためには特に竿が重要です。この釣りは竿の上げ下げでバケの動作の幅を決めるので、竿が短いとバケの自走距離が縮み、サクラマスへのアピールが落ちて結果として釣れなくなります。

そのため竿は最低2.1m、最大で2.7mぐらいが妥当なところとなっています。さらに竿は軽量かつ強度があって長いことが前提で、バケが700gもあるので柔らかい竿は厳禁となります。

リールは手持ちが絶対なので、ダイワなら300番クラスの小型電動が出番です。ラインはPE3号が推奨です。

バケは太平洋側なら700gが基準で、日本海側ならそれより軽い600g程度が基準となるそうです。なお日本海と太平洋側では仕掛けなども異なります。

バケはジギングと違い、サクラマスに居場所を知らせるという形で色を選定します。無難なのは鏡面反射をするレーザーやミラーバケのシルバータイプやアワビ張りのものになります。また、3月頃から雪解け水が流れ込んで濁りだすと緑などの色が効果を発揮します。

なお、このバケはひとつ大体3,000円~ウン万円という風に、材質により金額が異なりますが、高いからと言って特に釣果が変わることはないようです。

釣り方はバケの上げ下げを繰り返すだけですが、時にはいったん巻き上げフォールをさせてバケを動かすということも有効です。この釣り方で絶対やってはいけないことは海中に仕掛けを置いたまま休憩することで、これはオマツリの原因となり非常に迷惑な行為となります。

ずっと動かすのがきつい人にはしゃくりヘルパーというアイテムが船に備え付けています。

バケは胴突き仕掛けの一番下につけますが、バケのお尻の部分にも毛ばりを付け、動かすのでよくタラやサクラマスなどもよくヒットします。

胴突き仕掛けは毛鉤がついた5本針仕様が標準となっています。この仕掛け、高い物は4,000円程するので、自作をする人も多くいるそうです。

サクラマスがヒットしたらひたすら巻き上げ、最後にタモ入れをして終了となります。サクラマスは口が柔らかく、バレやすいので慎重に上げることが必要です。

仕掛けの特徴として、最初の時期に使うタイプと濁りの入る終盤の時期に使うタイプの大きく2種類あるそうです。これは毛鉤やタコベイトの色が違うことに特徴があります。

最初の時期はクリアーな海水の色が多く、シルエットのはっきりしたタコベイトが有効です。なお、毛鉤は基本は緑と黒があれば太平洋側は十分です。

雪解けの水が入りだすと濁るので、水色や青系統のタコベイトが有効で、バケの色も緑が有効な場合が多いそうです。この釣りの色の選び方などは、タイラバやジギングに近い所もあり非常に面白いです。

サクラマスのバケ釣りでもっとも大切なのは、ひたすらバケを動かす体力と根性です。ジギングと同じで動かさないと食わないところが一番大きな原因としてあります。

700gのバケと竿と電動リールの上げ下げは非常に過酷であり、ダイワの500番サイズのリールを使うと普通の人では体力が1日もたないと思います。いろいろと大変ですが、サクラマスがヒットすればその苦労が報われる釣りなので、非常にジギングと似ているのでお勧めです。

サクラマスはスロージギングでも釣れますが、さすがにバケ釣りのように多点掛けはできないので、状況により他の人より釣れない状態になることもあります。
スローでも釣れるのは釣れるので、そこは個人の価値観だと思いますが、個人的には効率が悪いと思います。状況によりスローが良い時もありますので2つタックルを持っていくのもありですが、オマツリには注意です。

道具も専門性が高く、汎用性のない道具などでお金はかかりますが、これぞ北海道の釣りというぐらいインパクトのある釣りなのでお勧めです(シーズンは1月~3月末頃ぐらい)。

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めじろん号
めじろん号
釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。提供していただいたガイドサービスセブンの製品を北海道を主として故郷の九州や全国各地で試させてもらっています。
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