日置 淳 90cmのショアブリをキャッチ!/岸和田市

(ひおき じゅん) 大阪府在住。キスやカレイの投げ釣りをメインに、タチウオやヤエン、SWゲームなどマルチに楽しむ。シマノインストラクター、オーナーばり・フジワラフィールドテスター

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日置淳 ブリ 息子

ブリを釣らせてくれた? 息子さんと一緒に

私の住む大阪南部の岸和田市周辺に、今年もブリの回遊がみられ始めたという情報を入手したのは5月24日。昨年、息子が5月28日に98cmを釣り上げているので、昨年とほぼ同時期の回遊になりました。

あくまでも様子見ということで翌25日、相棒である息子と夕方の2時間程度、ルアーをキャストすることにしました。

釣り場は自宅から10分のホームグラウンド。到着すると昨年知り合った常連さんが2名、すでに竿を出されていました。ほぼ1年ぶりの再会に「今年も宜しくお願い致します!」と、遅ればせながら今年初めての挨拶となりました。

この2名もこの日が今年初めての様子見釣行だと言います。やはり、考えることは皆同じですね(笑)。

我々が釣り場に到着したのは夕方4時半頃でしたが、お昼過ぎにバイトがあったようでブリは間違いなく回遊しているようです。私達が準備をしていると、もう1人の常連さんが到着されました。この方もこの日が今年初めての様子見だそう。

常連5人が揃ったところで夕方の時合に向け、セッションが始まりました。

タックルですが私は『ボーダレス(並継キャスティング仕様 325H4)』に『NEWステラ4000XG』の組み合わせ。

ラインはシマノ『ピットブル』1.2号にリーダーは『OCEA Leader EXフロロ』25lbというライトタックルでキャストを開始します。はじめは底近くから中層までを『コルトスナイパーワンダーフォール』で探ってみることにしました。

日置さんのタックル

20分ほど遠近のポイントを探ってみましたがまったく反応がないので、ルアーをフローティングミノーにチェンジします。

昨年、息子が釣り上げた98cmや、私がフッキングに成功したもののラインをこれでもかというくらい引き出され、挙げ句の果てにはリーダー切れでバラしたときに使用していた『エクスセンス レスポンダー149F X AR-C』を、ここ一番のマストアイテムとして使用することにします。

中層から底近くでヒットするのは70cm以下のメジロサイズが多く、ブリサイズの大型がヒットする確率が高いトップを意識してのルアー選択です。

まずは昨年フッキングに成功したカラー・「レンズグリーンシャイナー」からキャストします。

常連さん達と場所を上手に入れ替わり、あらゆる方向にキャストしますが、まだまだ個体数が少ないのかバイトがありません。しかし、キャストし始めてから1時間以上経過した頃、「ガツン」とした手応えでバイトがありました。しかし、活性が低いのかフッキングには至りません。

常連の皆に「バイトあったで〜!」と、付近に回遊していることを伝えます。俄然、全員のキャストに力が入ります。

しかし、この日は回遊数が少ないのか、以後まったくバイトがありません。日が傾き、夕マズメが近づいてきました。潮もよくなりラストチャンスです。気合を入れて数十投してみましたが、やはりこの日はノーバイト。

この日は様子見のつもりだったので退散しようとすると、ここで息子から「まだ、ワンチャンあるかわからんから、もうちょっと投げたら?」と。もう帰りモードになっていましたが、残り10投と決めて再度キャストすることにします。

ルアーケースから再び私が完全に信頼しきっている『レスポンダー』のレンズグリーンシャイナーを取り出し、日没の迫った水平線にフルキャストします。

2投目、『レスポンダー』が岸から20m付近に差し掛かった頃、ロッドがいきなり引ったくられ、同時に水面に「バシャ」っと大きな個体が反転した姿が目に飛び込んできました。

「きた!」

一瞬、言葉が出ませんでしたが、魚が沖へ数十m走ってからようやく冷静さを取り戻し、常連の皆に「きたよ〜!」と伝えることができました。この時、頭の中によぎったのが昨年の悪夢。しかし、今回は信頼のおけるタックル&新品のラインとリーダー。ドラグを強めにして強気に対応します。

常連さん達は方向が定まらない強烈な走りに対応できるよう全員キャストをやめ、ルアーを陸に上げてくれています。これぞ常連のセッションのいいところですね。誰かが掛かればみんなで協力する。素晴らしいと思います。

さて、ここからが真剣勝負です。右へ左へ、そして沖へと走り回られたものの、タックルは余裕で強烈な走りを受け止めてくれます。常連さん達からは「絶対獲ってくださいよ〜!」と、私のやり取りを見て応援してくれます。

10分くらいのやり取りの末、相手の動きが少し穏やかになったところで、少しドラグを締めて寄せにかかります。すると、7〜8m先で「ガバッ」と浮きました。そこそこサイズのブリです。それからはゆっくりと手前に誘導し、息子が差し出す玉網に収まりました。

思わずガッツポーズ。常連さんの皆と握手を交わします。これで昨年のリベンジが達成できました。

メジャーを当てると90cm。昨年息子が釣り上げた98cmにはおよびませんが、まずまずのサイズに納得。胸を張って帰路につきました。

エクスセンス レスポンダー149F X AR-C

ヒットルアーは潜行水深30〜60cmの『エクスセンス レスポンダー149F X AR-C』。カラーは筆者お気に入りの「レンズグリーンシャイナー」

しかし、息子の

「もうちょっと投げよう!」

の言葉がなければ、釣り上げることができなかった1匹。同じ常連の釣り人である息子に感謝の気持ちでいっぱいです。

日置 岸和田 ブリ

常連さんの協力もあり、90cmのナイスサイズのブリをキャッチ!

《釣行メモ》

釣行日 2018年5月25日
潮汐 若潮
 満潮  16時57分
 干潮  10時56分
(岸和田)

《使用タックル》

竿 ボーダレス 並継キャスティング仕様 325H4 シマノ
リール NEWステラ4000XG シマノ
ライン ピットブル12 1.2号 シマノ
リーダー OCEA Leader EXフロロ 25lb シマノ
ルアー エクスセンス レスポンダー149F X AR-C、コルトスナイパー ワンダーフォール シマノ
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