ポイント解説/大入島 村バエ
寒グレシーズン真っ只中の2018年1月14日、グレの顔が見たくて大分県県南方面へ行こうと計画。 しかし、シーズンともあって各地で大会が開催されているとの事。 そこで、チヌで有名な大入島へ足を運んでみる事にしました。
グレの釣果も聞いた事があり、実際35cmクラスのグレがチヌ釣り中に釣れた経験があるため、期待に胸を膨らませ大入島へ釣行した模様をお伝え致します。
大入島一帯は浅場から竿2本以上の深場の磯があり、年間を通してチヌやマダイなどが 狙えるとして有名です。グレを狙う磯は限られていますが、サイズを選ばなければ 各磯で釣果が望めます。潮通しも良い磯もあり青物の回遊もあります。
上がった磯「村バエ」にはポイントが2か所あります。 チヌ狙いでは北向きのポイントになりますが、グレ狙いなので東向きのポイントにあがりました。 このポイントでもチヌがまったく狙えない訳ではないのですが、マダイとグレの方が実績があります。
水深は5m沖で竿2本(10m)以上とかなり深いポイントです。 水深もあり2枚潮も発生するので、仕掛けをいかに狙った位置&タナに馴染ませる事が出来るかで 釣果が大きく変わってきます。 軽い仕掛けでも良いですが、重めの仕掛けも準備しておくと良いかと思います。
エサについて
マキエですが、今回はグレ狙いのため配合エサには比重が軽いながらも季節風にもしっかりと対応出来る遠投性の高いものを混ぜました。 お勧めはマルキユーの配合エサ『グレパワーV11』『遠投ふかせTR』『グレパワーV9』各1袋 と『超遠投グレ』を半袋のブレンドです。
『グレパワーV11』はペレットや各種の粒子がスロープ状に広がり、食い渋るグレにもしっかりとアピールしてくれます! 今回はマダイ・チヌにも効果絶大でした!
サシエはマルキユーの『くわせオキアミV9(M)』、『くわせオキアミ スーパーハード(M)』を準備。 さらにエサ取り対策として『食い渋りイエロー』等の練りエサがあれば色んな状況に対応できるかと思います。
実釣 ヒットパターンは?
釣行日は朝から下げ潮。一帯の磯では下げでの釣果が多いとの事で期待の第1投。 下げ潮が鶴見湾内方向にいい感じで流れており、その流れに引かれる潮のポイントに仕掛けを流すと仕掛けが馴染み流れていくもののアタリは無くひたすら流れるだけ。一旦回収し、サシエを確認するも綺麗に残ったまま。
「これは厳しいかな~」と思いながら仕掛けの投入を繰り返すと、右側に釣り座を構えた尾上氏にアタリ! 「小さいね~!」と言いながら上がってきたのは25cmクラスの本命! この1尾に気合が入り頑張るも、私の釣り座周辺はエサ丸残り。 しかし、尾上氏の釣り座は「毎回エサが取られるよ~!」とのこと。
「これはもしや??」とウキを沈め深いタナを狙っていくと、ラインが少し張るアタリ! すかさずアワセを入れるも痛恨の針ハズレ。同じポイントを狙うと再び「コン!」と言うアタリ。アワセるも素針・・・。
「食いが渋い?」などと考えながら横風が強いので重めの仕掛けに変更して狙うと、潮目を流れるウキが一気に海中に! なかなかの引きだが、コンコンと首を振る引きにグレではない事を確信(笑)。浮いてきたお魚さんは 綺麗な40cmクラスのマダイ。
「やっぱりこの子たちが多いのか?」と仕掛けを投入すると今度も同じポイントでアタリ! ちょっと型が良い感じの引き、が・・・浮いて来たのは45cmのチヌ(笑)。
こうなるとグレは厳しいなと判断してビックなマダイを釣ろうと沖を狙うとウキがまたも海中へ! アワセを入れるも一瞬で竿が天を仰ぎ、「あれ?」と仕掛けを回収するとチモトからプッツリ。
これで「良型のマダイがいる!」と確信し、針をグレ針6号へチェンジし投入。すると予想通りに強烈なアタリ! 慎重なやり取りで浮かせたのは60cmを超す良型のマダイ! グレが本命でしたが、めでたい鯛に思わずガッツポーズ!
その後はどうやら鯛さん達が集まったようでグレはヒットせず、チヌとマダイに遊んでもらい納竿にしました。
尾上氏も強烈な引きのモンスターに飛ばされているので、一帯にはかなりの大鯛がいるのではないでしょうか。当日は他の場所で40cm超えのグレも釣れていたので大入島侮れません!!
今後の予想
今後の大入島ではグレの釣果は厳しくなりますが、入れ替わりに乗っ込みのチヌが釣れだし 楽しませてくれると思います。ゲストで大型の真鯛もヒットしますのでタックルのバランスは 少し太めでも良いと思います。
足元が悪い磯場もありますので必ず救命胴衣・磯靴の着用をお願い致します! また、ゴミは必ず持ち帰る様にしてください!
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
①の流れで当たりが多いが、沖目に流れたり、手前に寄ってきたりするので流れや潮目を見逃さないように。
②の流れでは当潮気味になり、際を狙うとカンダイが高確率でヒットするので注意。
③の流れが右方向へ流れる際にグレのアタリがあった。
①②の流れが沖目を流れる際に真鯛の当たりが多かった
《釣行メモ》
釣行日 | 2018年1月14日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 06時32分 |
干潮 | 11時41分 |
(佐伯) |
《使用タックル》
竿 | がま磯 アテンダーⅡ 1号53 | がまかつ |
リール | レバーブレーキ付きリール | |
道糸 | 磯スペシャル グレ道 1.5号 | サンライン |
ハリス | トルネード 松田スペシャル競技 ブラックストリーム 1.5号、トルネードVハード 1.25号 | サンライン |
ウキ | 円錐ウキ 0号〜5B | |
ハリ | 掛かりすぎ口太 4〜5号、TKO 6号 | がまかつ |
《エサ》
《利用渡船》
仁盛丸 |
出船時間などは前日に船長に確認すること
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