シマノ『NEW 鱗海スペシャル』/大知 昭

釣りぽ編集部スタッフです。編集部ならではの企画記事や大会リポート、釣行リポートなどをお届けします。大会リポートについては大会関係者から送られたものを「釣りぽ編集部」として掲載していることもあります(※本文最後に報告者を記載)。

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『鱗海スペシャルRB』が進化して、2016年春にNEW『鱗海スペシャル』が登場!  操作性に加えて粘りやパワーを向上させたことで、今まで以上にチヌを怒らせずに、容易にやり取りできるようになった。

開発に携わった大知昭さん(シマノインストラクター)に、『NEW鱗海スペシャル』の魅力について語ってもらった。

大知昭 鱗海スペシャル シマノ

「食わせ力アップ」がコンセプト

新しい『鱗海スペシャル』は「スパイラルX」の搭載によって竿がブレにくく、良型のチヌを軽々と浮かせることができます。

細身で軽量なので持ち重りもなく、少々風が吹いても腕に負担がかかることはありません。穂先から胴にかけてとてもしなやかで、魚を乗せて釣るには最適です。また、しなやかな「タフテックα穂先」と、とことん軽量化された「Xガイド」によって食わせ性能がアップしています。使用するウキは18〜20g前後がオススメです。

ラインナップは0号、06号、1号、1.2号の4モデル。特徴としては、0号、06号は特に軟らかく、初心者でもしっかりと胴に乗せて大きな魚を釣ることができます。ゆっくりとタメながら、より長く魚とのやり取りを楽しんでもらいたいですね。また魚が藻に突っ込んでも操作しやすいので、瀬戸内などの内海では使いやすいですよ。

1号は35㎝ぐらいのチヌなら簡単に浮かせるパワーがあります。沈み瀬があるような場所で強引に魚を浮かせたいときも、有利に釣ることができますね。1・2号は50㎝オーバーのチヌや、80㎝クラスのマダイにも十分に対応できるでしょう。

どのモデルもそれぞれによさがあるので、釣り場やフィールドの状況によって使い分けていただきたいです。全体的に言えることは、

「しっかり投げて、しっかり食わせることができる」

ということです。

NEW鱗海スペシャル スペック

品番自重(g)錘負荷(号)適合ハリス(号)本体価格(円)
0号 5301450.5〜1.50.4〜1.567,000
06号 5301501〜20.6〜1.568,000
1号 5301551〜30.8〜269,000
1.2号 5301601〜30.8〜270,000

《パームフィットシート》

鱗海スペシャル シート

パイプシートで締まりがよく、リールのブレを抑えることができる。グリップを握ったときのフィット感もGOOD!

《スパイラルX》

竿のブレやネジレを抑制することで、仕掛けをコントロールしやすく、容易に遠投できる

《ハイパーノンコンタクトⅡ(#3、#4)》

ハイパーノンコンタクト 鱗海スペシャル

ブランクスの表面に特殊塗装を施すことで、雨などによるラインのベタつきを防ぐ

《Xガイド(#1〜#2玉口まで)》

軽くて強く小さい、シマノオリジナルガイド。糸絡みを軽減し、ストレスフリーで仕掛けの投入や回収ができる

『鱗海スペシャルRB』を超えた!

竿曲がりを比較

*約700gのオモリを利用して、竿の曲がり方や浮き上がるポイントを比較

00号

1号

1.2号

軟らかい竿ほど曲がり方は鋭角に! パワーがあればあるほど、遠くで浮き上がらせることができるのがわかる。

竿全体がしなやかに曲がり、良型チヌを軽くいなす!  取材中に予想以上に沖でチヌが浮き上がることが何度あった

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