時化の中、タイラバで40cm超のクロソイをキャッチ!/苫小牧沖(北海道苫小牧市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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2018年1月8日も苫小牧沖に沖五目のタイラバに行きました。今回も事前の予報で昼頃から南の風が強くなるということで、10時ぐらいに終了になるかなと予想していたところ、
9時ころに海況が悪くなり予想より早く撤収となりました。

事前に撤収を予想していたので、チャンスは朝の一瞬しかないと思い、小型を無視して大物のみを狙う戦法で行きました。到着後、中~小型サイズのアタリはあるものの今回は無視しました。

しかしながら、やっている内に中型のソイがヒットし、大体どのあたりに大物がいるかタナの予測ができたので、そのタナを狙い絶妙な速度に調整して巻くと「パクっ」とするようなバイトでヒットしました。

釣れたのは40cmオーバーのクロソイで体高のある良い魚体でした。パターンがわかったので、同じように再度やってみると先ほどの魚よりも少し大きな40cm後半ぐらいのクロソイが釣れました。

前回及び前々回に釣り上げた魚が吐いたベイトと胃袋の中身から、クロソイのベイトがオキアミということがわかっていたので、底から7~10mぐらいにステイしている大型のソイに狙いを定めてゆっくりと漂わせるように巻いてみました。

また、今回は時化ということもあり、巻き取り量の少ないリールは使いものにならなかったので、ハイギアほどは巻き取り量を稼がず、かつローギアのベイトリールのように丁寧に巻けるが巻き取り量が少ない点を克服できる大きめのローギアのスピニングリール(シマノの4000番サイズ)で巻き取り量と速度を調整して食わせました。

小型~中型のソイは、速巻きに反応することが多く、これらをヒットさせてしまうと小型の活性をあげてしまい、大型を釣り辛く感じます。

前回と今回釣り上げたソイは、抱卵しつつある魚もいて、積極的に魚を追って捕食をしないように感じました。

なんにせよ、1時間ほどの釣りで、予想を的中させ、型物をキャッチできたので良かったです。多分大丈夫とは思っていたものの、予想を外していたら貧果だったので、もっと釣れる方法を模索しようと思います。

速い撤収となったが40cmオーバーのクロソイをキャッチ!

 

今回のように時化でまともに船が立たない時のスピニングタックルについてですが、基本的に特定のタナや特定の演出を狙う以外はこの日のような時化の状況ではベイトタックルに分があります。

一応、スピニングタックルでも可能ですが、着底の感知が少しわかりづらく、タッチアンドゴーの観点からはベイトでとっとと巻き上げてサイズを問わず魚をヒットさせた方が釣りとしては効率的です。

今回もネクタイ/スカートは赤/ピンクで行きました。これは、小魚を追っている時でも、オキアミを食っている時でも、フックに付けたダイワの『紅牙 フレアリーフ』でオキアミパターンを演出できるいいとこ取りの方法です。

昨年も冬のこの時期はオキアミを食べていてオレンジ系統にヒットすることが多かったのですが、今年はなぜかまだ赤/ピンクに反応が良かったのでこの方法を使っています。

使用したタイラバ。ダイワ『紅牙 フレアリーフ』でオキアミパターンを演出

大型のソイはある一定のレンジにステイしていることが多く、底付近のヒットは少ないように感じます。それは、特にレバーブレーキでフォールさせている時にヒットさせるとよくわかります。フォールを追いかけてきて食ったのではなく、普通にテンションフォールをしている時に食うというパターンが多かったのです。

しかし、最近は「フォールでも食う」ということをメーカーも強調していますが、これは両刃の剣です。確かに行きと帰りの2度誘えるのは魅力的ですが、セブンの宮崎船長がいうようにフォールで見切られる時も確かに存在するからです。

基本的にはフォールのスピード云々ではなく、巻き上げでヒットさせることを前提で、おまけでフォールで食わせるというように考えた方が無難です。

また、カウンター表示を盲信する人が最近は特に多いと感じますが、電動タイラバでも何でも、他の人にヒットした時の速度はあくまで基準であり、タックルやその他の条件が異なれば全く成立しません。これは過去に経験したことがあるので、自分の基準を持つことが特に大切だと思います。

スピニングタックルのリールについてはダイワの3000番クラス、シマノ4000番クラスが現行のタイラバタックルとして売られている竿では限界だと思います。これ以上の番手のリールを使うと急にバランスが悪くなり、やり辛いです。

特にジギング用のリールを使うとバランスが悪いです。スピニングタックルはベイトタックル以上にシビアな面が多くあります。単にスピニングリールを取り付ければ良いのではなく、同じような竿によっても取り付けるリールの番手が大きく異なることもあるので、竿の調子とガイドセッティングによって変えていきます。

このタックルの限界は水深120mぐらいまでで、それ以上は水圧と大きな魚がかかるとかなり心許ないため、やはりベイトの方が有利となります。

ただしスピン具リールは巻き取り量の関係では、ベイトにできないことをできるので非常に使い勝手が良いです。

《釣行メモ》

釣行日 2018年1月8日
潮汐 小潮
 満潮  07時47分
 干潮  13時42分
(苫小牧東)

《使用タックル》

竿 炎月プレミアムS610MH シマノ
リール 14ステラ4000(PG) シマノ
ライン PE 1.2号
リーダー 4号
ハリ マイスターフック ハヤブサ
タイラバ セブンスライド 150g セブン

 

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