狙い通りにロクマルキャッチ!
9月10日、11日に愛媛県の南端にある御荘湾(愛南町)に釣行したのはチヌフカセ釣りの名手・大知昭さん。
巨チヌポイントとして知られる御荘湾は今や大知さんのホームグラウンド。8月にも大型チヌを多数釣り上げており、今回も狙いはもちろん60cmオーバーの巨チヌ=ロクマルだった。
PEフカセで大型チヌが釣れるわけ
結果から言うと、2日間で大知さんは60.2cmのロクマルを頭に、56cm、54cmなど年無し(50cmオーバー)を4匹釣り上げた。
ここ数年、大知さんは御荘湾に釣行するたびに55cmオーバーを釣り上げており、ロクマルも毎年のようにキャッチしている。
この日のロクマルは、御荘湾での今年3匹目のロクマル! チヌのフカセ師が憧れながらなかなか釣り上げられないロクマルを、大知さんがこれほど釣り上げられる理由はなんだろうか?
大知さんは「道糸にPE(ライン)を使い始めてから大型のキャッチが増えたよ」と言う。
大型に狙いを絞った今回の御荘湾釣行で大知さんが使ったハリスはフロロカーボンライン(ファイアブラッドEX FLUORO HARD-TIDE)の3号。
3号ハリスに合うナイロンラインとなると3号以上となるが、太い道糸では「ウキの通りが悪く狙ったタナまで入れにくい」「遠投が難しい」「潮や風の影響を受けやすい」とデメリットが多い。
しかし、PEラインなら細い1号でも強度は3号のフロロカーボンハリスよりも強いくらい。さらにナイロンラインよりも比重のあるPEライン(比重約1.3)との出会いが、大知さんの釣りを変えたそうだ。
今回もまだ水温が高くエサ盗りが多い場面もあった。小さな口で上手くエサを盗るフグなどが多いとアタリがわからないまま早々にサシエを盗られてしまう。しかし、PEは極端に伸びが少なく小さなアタリも伝えてくれる。
「ちょっとアタリがあって食い込まなかったらすぐに上げる。待っててもエサが残ってないことが多いからね。アタリが伝わるPEにしたことで手返しが早くなって無駄が減り、大型チヌがヒットするチャンスが増えているのも影響しているよ」
大知さんにとってはPEラインはフカセ釣りに欠かせないものになっているようだ。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《使用タックル》
竿 | 極翔 硬調 黒鯛 1.5号 | シマノ |
リール | BB-X TECHNIUM C3000XG S RIGHT | シマノ |
道糸 | LIMITED PRO PE G5+ サスペンド 1号 | シマノ |
ハリス | ファイアブラッドEX FLUORO HARD-TIDE 3号 | シマノ |
ウキ | 大知ウキGP 00号 | 工房大知 |
ハリ | 勝負ちぬ ネリエ&コーン 2号 | 金龍鉤 |
大知さんはPEラインをサルカンにトリプルクリンチノットで直結する(ウキの中をPEラインが通る形)。
PEラインには『PEライン アクティブスプレー』(シマノ)をスプレーしている。リールを巻いた時だけでなく、釣行後にPEを淡水で洗った後に乾いてからスプレーすることでPEを長く使うことができるそうだ。
《エサ》
サシエ | 高集魚レッド、食い渋りイエロー | マルキユー |
マキエ | チヌパワームギスペシャル、チヌパワーV10白チヌ、爆寄せチヌ 各1袋、チヌパワーダッシュ1〜2袋、チヌパワースペシャルMP 1/3袋、ニュー活さなぎミンチ激荒 | マルキユー |
《利用渡船》
夕方までの釣りなど納竿時間は渡船と相談して決定。
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