2泊3日の渓流実習でヤマメを狙う
6月上旬。九州では梅雨入りが発表された。しかし、一度もまとまった雨は降らず各地での雨不足が気になるところだ。そんな中、五ヶ瀬川水系にて二泊三日の渓流実習が行われた。ターゲットは渓魚の中でもポピュラーなヤマメだ。今回はミノーイングでヤマメを狙っていく。
福岡市内を出発してフィールドへ向かうこと数時間。長い道のりを経て今回のフィールドとなる五ヶ瀬川水系へ到着。ここからは広範囲を効率よく探っていく為に二人一組となった。
しばらく入渓ポイントを探すため車を走らせてからパートナーと入渓。思わず美しい景色に癒される。入渓してしばらくして気が付いたがやはり雨不足のせいで水が少ない。水が少ないとなれば厳しい展開が予想される。案の定状況は良いとは言えなかった。少ないのは水だけでなくヤマメも同様だったのだ。一日目は小さなヤマメが数匹しか釣れず他の班も同じような釣果だった。その日の夜は近くのキャンプ場で体を休め、次の日を迎える。
二日目、この日は同水系の支流を攻略することになった。一日目の反省を生かし、良い釣果を出そうと意気込んだものの午前中は小さなヤマメが1匹のみ。しかし、ヤマメが真っ直ぐで強い流れの中心に点在する岩の岩陰に潜み、そこで仕掛けるようにミノーをアクションさせると反応することが分かった。午後からは見つけたヒントを元に攻略していく。
すると今までの状況が嘘のようにヤマメがヒットした。とにかく真っ直ぐでヨレていない流れを狙うことが重要なようで流れが弱いほどヤマメのサイズは小さくなりルアーを追うだけで終わってしまう。
そんな強い流れの中でもしっかりとルアーを動かす必要があったので今回はバルサ製のミノーを使用。途中小さいサイズも混じりはしたがトータルで二桁を超える釣果を出すことができた。
そして最終日。この日は帰る時間も考慮し数時間のみの釣行となり初日と同じ川を釣り歩くことになった。自分達の班は初日に未開拓だったエリアを釣り歩き、二日目のヒントを意識しながら釣りをしたがヤマメの少ないエリアに当たったようで数匹だけ釣って最終日は終了。だが、釣れるポイントを予測し、探し出すのも実力であり渓流釣りの楽しさだと実感することができ良い経験になった。
他の班もこの日は釣果に恵まれず次回へと課題を残し二泊三日の渓流実習は終了した。
今回は川の水が少なく難しい状況だった為、少々難易度は高い状況となっていた。しかし、これからの雨によって水量も増加することを考えれば梅雨明け早々は十分に楽しめるのではないだろうか。逆に攻略性のあるゲームを楽しみたいという方には今がベストかもしれない。
どちらにせよ美しい景色に囲まれ美しい渓魚を狙う渓流釣りは他の釣りでは味わえない癒しを与えてくれる。皆さんも是非足を運んでみてはいかがだろうか。その際は必ず釣りをする水系の遊漁権を購入し、ウェーダー等の安全対策もした上で渓流釣りを楽しんでほしい。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年6月8日〜10日 |
《使用タックル》
竿 | バスロッド6.2ft ULアクション | |
リール | スピニングリール2000番 | |
ルアー | 50Woo D-Model、50Fフレンダー |