●主催/釣研FG、釣研
4月13日(土)、岡山県瀬戸内市牛窓周辺にて、『第2回 WFGチヌ(WORLD FISHING GAIA OF CHINU)決勝大会』(主催/釣研FG、釣研)が開催された。
各地区の予選を勝ち抜いた選手に、釣研FG・釣研の推薦選手、海外選手を加えた27名で熱い戦いが繰り広げられた。
今大会は1日で、1回戦、準決勝、決勝が行われる。各試合は120分。3人1組となって40分毎に釣り座を変更しながら、25cm以上のチヌの総重量で競われる。
1回戦
1回戦は6時より開始された。まだ肌寒さが残るなか、選手たちは集中してチヌを狙った。
場所ムラはあったものの、ほぼどの磯もチヌが上がった。終了後、すぐに検量を行い、9名が準決勝へ進んだ。
準決勝
次の磯へ移動し、準決勝がスタート。
「黄島の早崎」の試合は、2匹の総重量1,500gで野口選手、「黄島のハトバナ」では、1匹の総重量1,000gで坂田選手がそれぞれ決勝へ進んだ。
「下筏」では、チヌがよく釣れ、見応えのある試合となった。結果、3匹のチヌを釣った中国(CHINA)支部の陳選手が決勝へ駒を進めた。
決勝戦
決勝の会場は「前島の西の石切り」。釣り座はジャンケンで決定し、海に向かって左から陳選手、野口選手、坂田選手の順番で決勝戦がスタート。
多くのギャラリーが見守るなか、選手たちは集中力を高めてチヌを狙う。
しばらくして、野口選手にアタリ。しかし、上がってきたのは40cmクラスのマダイ。そして、次のヒットもマダイ。
これには野口選手も苦笑い。
そして、狙うポイントを少し手前側に変更すると待望のチヌが玉網に収まった。その後、またもマダイがヒットして、釣り座を交替。
すぐに陳選手が竿を曲げたが、これもマダイ。そして、野口さんにこの試合4匹目となるマダイがヒット。
その後は沈黙が続き、最後の釣り座交替。
まだ、どの選手にも優勝の可能性が残るなか、試行錯誤を繰り返しながらチヌからのアタリを待った。しかし、それからチヌの姿を見ることができすに試合終了。
この瞬間、野口選手の優勝が決定。
2位は1回戦と準決勝の総重量で坂田選手を上回った陳選手がはいった。
大会結果
優勝 野口真平
2位 陳 俊鋒
3位 坂田昌久
(敬称略)
優勝した野口選手は、大会の1カ月前ぐらいから牛窓に通い、師匠の森井さんにも付き合ってもらい練習をしたそうだ。
インタビューでは「師匠である森井さんや船長、そのほかいろいろな人のおかげで優勝できたと思います」と爽やかに語る野口選手の姿が印象的だった。
優勝を決めた野口選手による特別寄稿『優勝への道/『第2回 WFGチヌ大会』
(報告/編集部)