春の投げ釣りを満喫/音戸の瀬戸でアイナメ

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リポート/MASAさん
投げ釣りをメインに福山沿岸~しまなみ海道をホームグラウンドに四季折々の魚を狙って釣行。親子でファミリーフィッシングやキャンプでの釣りも楽しんでいる


カレイと並ぶ冬の投げ釣りの主役といえば、ひと昔前まではアイナメでした。それが温暖化による海中の生態系の変化の影響からか、瀬戸内のアイナメは減少し、顔を拝むのは簡単ではなくなりました。今回アイナメを狙ったのは倉橋島、第二音戸大橋下の波止。2020年6月にイシダイを狙った際に39cmなど2匹の良型アイナメが登場し、いつか本格的にやってみたいと思っていた場所です。

小さな波止だが、音戸の瀬戸に面した好釣り場

音戸の瀬戸は非常に速く複雑な潮が流れるため、小さな潮回りを狙って若潮の2月26日に釣行しました。この波止は高潮位時には足元が浸水します。そのため大潮の満潮時の釣行は避け、高潮位時には長靴を履き、荷物を波止に置かないようにする必要があります。

音戸の瀬戸の潮流は刻々と変化していく
キャスティング時に船舶が向かってくるのが見えたら、通過するまで待つこと

6時から釣りを開始しました。満潮前で潮は北から南へ緩やかに流れています。ハリス6号に『丸せいごサーフ』15号の1本バリ、オモリ40号という仕掛けにエサはホンムシを使います。満潮は6時30分頃、狙う時間は朝マズメの満潮の潮止まりと12時40分頃の干潮の潮止まりです。日の出を迎え、開始早々チャンスタイムです。

3本の竿をセットしてアタリを待つ

6時半、潮が止まりました。7時、南側40mに投入していた仕掛けを回収すると15㎝の小さなカサゴ。リリースしましたが、厳冬期の間は小魚の姿もなかなか拝めないという状況も多くあったので、早い段階で魚の顔を見ると正直ホッとします。

10分後、竿先が小刻みに揺れています。じっくり食い込ませてアワせると手応え。「来ましたよ!」と同行の平山さんに宣言して、やり取り開始。元気な引きで姿を見せたのは待望の本命。33㎝という納得のサイズでした。8時頃には20㎝のアイナメがヒットしましたが、これはリリース。

8時半、潮が動き出して今度は南から北へ潮が流れ始めます。少し潮流が弱くなった9時半、3匹目となる24cmのアイナメが登場。リリースサイズですが、ハリを飲み込んでいたので持ち帰ることにしました。10時過ぎにいったん潮が止まりました。そのタイミングで20cmのクジメ、これもリリース。10時20分、平山さんにも23cmのクジメ。10〜30m沖には藻場が点在していて、クジメの隠れ家になっているようです。

近場では藻が多く掛かった。その藻場がクジメなど魚の着き場になっている様子

10時45分頃、今度は北から南に緩やかに流れ始めましたが、アタリがないまま干潮の潮止まりが近づいて本日2回目の期待の時間、沖合には潮目もできています。しかしアタリは遠く、追加のないまま15時に納竿となりました。

キープした釣果。アイナメは33cmと24cm。クジメは22cmだった。最近めっきり目にすることが少なくなったアイナメを手にすることができた
今回はL型天秤に40号の六角オモリを使った
エサは小物から大物まで幅広く使える万能エサのホンムシ。アイナメもこれが大好物。ハリスまでこき上げて、たっぷり付ける

アクセス/広島呉道路呉ICから国道185号を経由し、国道487号を音戸大橋方面へ南下。音戸大橋を渡って倉橋島に入り、海沿いの突き当たりを左折すると第二音戸大橋が見える。第二音戸大橋の真下の波止が今回の釣り場。

《釣行メモ》

釣行日 2022年2月26日 
潮汐 小潮
 満潮 06時24分 
 干潮 干潮12時39分
(呉)
アイナメはにぎり寿司でいただいた。身は甘みのある白身で、家族からも好評の一品となった
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