激渋の中、最後の流しで良型のベニアコウが浮上 /南房総 白浜漁港沖(千葉県南房総市)【亜美丸】

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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釣行日/2023年1月28日


1月28日(土)、南房総の白浜漁港にある「亜美丸」さんにベニアコウ釣りでお世話になりました。

今回は、ベニアコウ釣りの先生のお誘いで、仕立船に同船させていただきました。 この日は8時30分に出港し、6投する流れでした。

30分程走って(白浜はいろいろなポイントが近くにたくさんあるため)、それから第1投となりました。

水深が950mの所で、底潮が行ってないのか簡単に底取りができました。

その流しは、ベニアコウ釣りの先生に「怪獣」と呼ばれる黒い外道が1匹で、その他には誰にもアタリがないという渋い状態でした。

次の流しも同様で、ほとんど外道のアタリすらない状態でした。

3流し目はポイントを小移動。やってみると今度は底潮が速く、600号のオモリでギリギリ底を取れるような状態でした。

他の人にもアタリはごくわずかにあるものの、ほとんどが怪獣かイラコアナゴでした。

4流し目は700号でなんとか底取ができるようになったものの、依然としてアタリがなく速やかに回収しました。

再びポイントを移動しての5流し目、今度は3枚潮になったようで、底潮は動いて魚のアタリは出るものの、非常に釣り辛い状況でした。

そのような中、ミヨシのお二方にベニアコウがヒットし、ミヨシの先端の方にはなんとダブルヒットでした。

私にはイバラヒゲが2匹とイラコアナゴが付いており、魚の活性が上がってきたことはわかりましたが少しがっかりでした。

最後の6投目。投入して暫くすると、モソモソという微妙なアタリが来て、その後に一瞬竿先がぐいっと入ったので、ベニアコウのアタリが来たと思いました。

その後はアタリが出ず、船長から回収の合図が来て巻き上げを掛けたところ、妙に重い感じ。念のためドラグを確認すると、特に緩んでいる訳でもなく、明らかに巻き上げが遅くなりました。

最後の流しなので魚がついていたらまずいと思いつつ、ややゆっくり目に巻いていたものの、あまりにゆっくり過ぎるとサメにやられることも過去にあったので、巻き上げ速度を16→18に上げました。

水深が100mを切った頃から徐々に道糸が斜めになっていき、目の前に白い魚体が浮いて来て、水面に緋色の魚体が浮きました。

アホウドリの群れが水面にスタンバイしていたので、急いで回収し、船に上げたところ良型の5キロ程のベニアコウでした。

今年の初ベニアコウでしたので、非常に嬉しかったです。この1匹で終了となりました。

当日は、ミヨシと胴の間の私がベニアコウをゲットし、艫の方の先生達にはベニアコウがヒットしませんでした。

当日の潮の影響と投入順等が関係するようで、ベニアコウはまだまだ奥が深いと感じました。

私のベニアコウについて船長に「明確なアタリでなく、今日は潮が行っているので、最初のモソモソというアタリがベニアコウのアタリ」と教えていただきました。

私のベニアコウは、10本針の真ん中(上から5本目)にかかっていたので、おそらく仕掛けが斜めになっており、ちょうど5本目がベニアコウの目の前にいったような感じだと感じました。

自分では水中で仕掛けが立っていると思っていても1000m以上も先の海底では斜めに仕掛けがなっているという違いがあるということをよく実感できました。

次回のベニアコウ釣りでも、小さくても良いのでまた釣りたいなと思いました。

今回お世話になった南房総の白浜漁港にある亜美丸さんは、この海域を熟知しており、船長、女将さんともども非常に親切です。きれいな船なのでベニアコウ釣りだけでなく、他の釣り物でもおススメな船です。

《釣行メモ》

釣行日 2023年1月28日
潮汐 大潮
 満潮  08時48分
 干潮  15時32分
(館山市布良)

《使用タックル》

竿 紅スカーフ2100(アリゲーター
リール コマンドZ30(ミヤエポック
道糸 PE 12号 2000m超
ハリス 幹糸40号2.5m、ハリス24号1.2m
ハリ ムツ鈎 25号

《エサ》

サシエ スルメイカの短冊 15~20センチ
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