第41回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権

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●主 催/ 株式会社がまかつ
●共 催/ GAMAKATSU PTE LTD
●会 場/ 高知県宿毛市沖ノ島
●開催日/2022年 12月11日~13日

今大会の上位入賞者。左から2位の荒川選手、優勝の丸山選手、3位の林選手

2022年12月11日~13日、高知県宿毛市の沖ノ島において、GAMAKATSU PTE LTDと株式会社がまかつが共催する上記大会が開催されました。各地の予選を勝ち抜いた選手に、シード選手、がまかつ推薦選手を加えた32名によって熱戦が繰り広げられました。

12日は32名の選手が8名ずつ4組に分かれ、予選リーグの4試合が行われました。天候、釣果にも恵まれたなか、1組からはともに3勝1敗の門野選手、続いて住田選手が勝ち上がりました。2組からは3勝1分けの藤井選手が1位で通過し、3勝1敗の荒川選手が2位で続きます。3組からは唯一の3勝を上げた岡部選手、続いて2勝2分けの林選手が勝ち上がりました。4組からは3勝1分けで負けなしの丸山選手、2勝1敗1分けの宮本選手が準々決勝へと駒を進めました。

13日は強風とウネリのため上がれる磯が限定されました。タフな戦いとなった準々決勝を勝ち抜いたのは、丸山選手、門野選手、林選手、荒川選手の4名。その結果、準決勝は丸山選手と門野選手、林選手と荒川選手の対戦が決まりました。

準決勝1組、丸山選手と門野選手の戦いは磯周りにサメが出ており、非常に厳しい状況となるなか、規定サイズギリギリの貴重な1匹を手にした丸山選手が決勝へ駒を進めました。準決勝2組は4匹で4,110gの釣果を叩き出した荒川選手が林選手に大差をつけて勝ち上がりを決めました。その結果、ともに中木予選を勝ち抜いて全国に駒を進めた2人が、再び決勝の舞台で顔を合わせることに。

釣り座を決めるジャンケンに勝った丸山選手が右に、左に荒川選手が釣り座を構え、12時15分に決勝戦がスタート。風裏の釣り場ながら強い風が舞い込み、サラシが広がる難しい状況のなか、グレを手にするために釣技を尽くします。

まだ水温が高く、エサ盗りの活性は高く、イスズミやイサキなどが竿を曲げるものの、本命は釣れないまま釣り座を交代することに。後半戦が開始されて間もなく15分を迎えようとしていた頃、丸山選手がアワセを入れると『がま磯 グレ競技スペシャルⅣ』の1.25号5.0mが美しい弧を描きます。玉網で慎重に取り込んだのは待望のグレ。その後は互いにグレを釣り上げることは叶わず、試合終了を迎えました。その結果、貴重な1匹を手にしたベテランの丸山選手が優勝。第41回G杯グレの栄冠を手にしました。
(報告/編集部)

《大会結果》

優勝/丸山 晃
2位/荒川 修一
3位/林 淳一
(敬称略)

全国から集まった32名の精鋭によって熱戦が繰り広げられた
13日の準々決勝からは、強風とウネリで厳しい戦いとなった
決勝戦は選手、役員、報道陣ら多くのギャラリーが見守るなかで行われた
勝敗を決したグレを手にする丸山選手
待望の1匹に笑みがこぼれた
決勝戦の後半でグレを掛けた丸山選手
決勝での健闘を誓う丸山選手(左)と荒川選手
決勝戦で竿を曲げる荒川選手。イスズミなどのエサ盗りが多かった