日本国内には100を超える水族館があると言われ、中国・四国エリアにも数多くの水族館があります。編集部が中四国にある水族館めぐって紹介します。第1回目は香川県宇多津町にある【四国水族館】です。
※情報は取材時(2022年1月)のものです。
四国水族館とは?
2020年にオープンしたばかりのおニューな水族館。瀬戸内海や黒潮流れる太平洋、美しい清流など、四国の圧倒的で美しい水景をテーマに、季節や時間帯によって変化する空間演出を取り入れた次世代型水族館。
四国に生息するさまざまな魚をはじめ、マダライルカやカリフォルニアアシカ、ケープペンギン、コツメカワウソが出迎えてくれます
四国水族館の場所
住所/香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4
アクセス/瀬戸中央自動車道の坂出ICからは車で約10分、坂出北ICからは約5分
TEL/0877-49-4590
四国水族館 営業時間
営業時間/9〜18時
年中無休(※冬季にメンテナンス休館あり)
四国水族館の料金
大人(16歳以上) 2,200円
小・中学生 1,200円
幼児(3歳以上) 600円
3歳未満 無料
駐車場 600円
館内紹介
「綿津見の景」と表された650㎥の四国最大級の水槽には、黒潮に乗って回遊する魚たちが展示されています。なかでもギンガメアジ、スマ、マサバ、マアジ、イサキの群れは圧巻で、どの個体もコンディションがよく、不謹慎ではありますが食べたら美味しそうです。ちなみにですが、ギンガメアジがアジを追いかけるハプニングを目撃! 釣り人としては興奮ものでした
QRコードを読み取れば、メインとなる魚の詳しい解説もチェックできます
各展示水槽には魚名板の代わりに、飼育担当スタッフによる手描きの黒板解説ボードが設置されています。特徴をとらえたかわいいイラストと分かりやすい解説がGOOD! 魚への愛を感じます
世界三大潮流のひとつ「鳴門の渦潮」を再現した「渦潮の景」。ハマチやカンパチ、マダイなどが悠々と泳いでいました
瀬戸内や太平洋、清流に生息する魚たちがたくさんいました。
ここではそのごく一部を紹介!
500万匹に1匹とも言われるリューシスティック(黒い色素が少ない)の白いニホンウナギ
川魚は写真のアユ以外にカワムツやオイカワ、アマゴ、フナなどがいました
館内を巡っていると、コウイカの給餌シーンに遭遇! 棒の先端に取り付けた針金にむきエビを刺し、1パイにつき1匹ずつ丁寧に与えていました。ちなみにこのコウイカ、昨年4月に四国水族館で生まれた個体だそうです。
人気ターゲットのアオリイカ。なんと、水槽内で産卵していました!
産卵日は2021年12月下旬。しばらく観察していると、時おり卵嚢塊に近寄ってソフトタッチ。何をしているんでしょう?
「神奈月の景」というところでは、アカシュモクザメを下から見ることができます。外洋でしか見られないと思っていましたが、夏から秋にかけては瀬戸内海にもやってくるそうです。
マダライルカのプログラムもあります。観覧席は2階の屋外にありますが、1階からもイルカたちを見ることができます。
出口には「ミュージアムショップ」があります。オリジナルのぬいぐるみやお菓子、雑貨などのアイテムがズラリ
2階にある「龍宮の宴」という特別展示室には、ぬいぐるみが当たるスピードくじがあります。このときはチンアナゴとコツメカワウソでしたが、種類は変わることがあるとのこと。
館内にはレストランやカフェも併設。写真は冬季限定販売中だったペンギンあんまんと肉まんのセット。ちなみにペンギンあんまんは1日5個の数量限定で、中身はゴマあんでした。
四国水族館〈総括〉
オープンしたばかりということもあり、施設はきれいで気持ちいい! それに綿津見の景はかなり見ごたえがあり、私なら2時間は見ていられます。個人的な要望として、ヒラメとマゴチ、カレイの展示をしていただけると大変うれしゅうございます。