2021年1月26日、今回は新年初のキンメダイ釣りに行きました。
下田市須崎からキンメダイ釣りで出港している有名な「番匠高宮丸」さんにまたお世話になりました。
こちらの船は、船長も常連さんも親切な方が多く、初心者の方にも丁寧に釣り方を教えてくれて、とてもおススメの船です。
当日は新島の方へ1時間ほど船を走らせてから第1投となりましたが、前日のうねりが残っていて潮も速くかなり釣り辛い状況でした。
今回の釣り座は前から3番目の真ん中の胴の間でした(7人乗船)。
1投目は「トンガリ」という1級ポイントを攻めるも、潮が速すぎて周りの人も仕掛けを根に取られてしまいました。
この「トンガリ」という瀬は壁のように反り立っていて、キンメの1級ポイントであるものの、非常に難易度が高いポイントだそうです。
基本的にここでは、着底させたら上に巻き上げていくというのがポイントだそうで、ゆっくり巻き上げてしまうと根掛かりをしてしまうそうです。
いつもお世話になっている釣具屋の店長さんの話では、捨て糸が10ヒロ(15m)あっても根掛かる時は掛かるそうで、ベテランの方でも非常に難しいポイントだそうです。
ポイント移動後の2投目は着底と同時に魚が付き、3投目はスカ。さらにポイントを移動しての4~8投目は、コンスタントに魚が付いてきて、結局沖上がりの時間にはトータルで20匹以上釣れ、クーラー満タンという素晴らしい釣果に恵まれました。
ここ伊豆のキンメダイはトロキンメと言われていて、ブランドキンメダイなので非常に味もよく、かつサイズも大きいので釣れて楽しいので非常に魅力的な釣りです。
釣り方としては、船長の指示で糸を送ったり、逆に巻き上げたりして魚を狙います。
回収の前に根にわざと錘を引っ掛けて魚を掛けつつ切るということをして順次巻き上げをしていきます。(番匠高宮丸さんでは錘は鉄筋で、無料で使用可能)
キンメダイの取り込み時は隣同士でキンメダイが落ちないようにタモ入れのサポートをしながら取り込みます。
今回は紫外線加工した青色のイカタンとゲソを使いましたが、カツオのハラモやサケ皮などどのエサでも食いに変化がなかったようです。
キンメはハダカイワシやエビなど様々なものを食べており、非常に高活性なことが幸いでした。
番匠高宮丸さんでは、タックルや仕掛けを含めたフルレンタルもやっているので、キンメダイ釣りをやりたいけど、専門の道具を持っていない人にもお勧めです。
金額としては33,000円程で、自前の道具と仕掛け持参の場合は19,800円程となります。
私のようにタックルを持っていても、仕掛けを作成したり、エサを準備するのが大変と考える人には、仕掛けセットのプランも安価でお勧めです。
仕掛け自体はキンメさがりで作るのが容易ですが、エサの数が多く、自分でやるとかえってコストがかかることがあります。(私はベニアコウダイのエサ作りの時にあまり使わないゲソやエンペラを活用しています。)
もし道具を揃えるのであれば、専用竿に、ミヤマエの『コマンド9』もしくは10サイズのリールがあれば良いと思います。
オールマイティなリールを求めるのであればコマンドの15~20番のリールがお勧めです。(お勧めはZ15キンメスペシャルかZ20)
時々、シーボーグの1200サイズを使う人も見ますが、他の船では乗船を断られることもあるそうなので、新たに揃えるなら少し高いですがミヤマエのコマンドシリーズがお勧めです。(マリンパワーは故障しやすく、その際の修理代が高いため、あまりお勧めしないです。)
竿は私の使っている竿は、キンメ専用のものでこれを使う場合は、クッションゴムは特になくてもドラグと竿の曲がりでキンメのバレは防げますが、少し硬い竿を使う場合はバレ防止のためクッションゴムは必須です。
中錘は40号で、これはかけ上がりを上がっていく時以外は必要です。
特に、糸を送り出す際にはあった方が良いと思います。
釣って満足、食べて満足の伊豆のブランドキンメダイ、ぜひまた行きたいと改めて思いました。
《釣行メモ》
釣行日 | 2021年1月26日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 04時57分 |
干潮 | 10時02分 |
(下田) |
《使用タックル》
竿 | 番匠高宮丸スペシャルエディション206S | 剛樹 |
リール | コマンドZ9キンメSPECIAL 24V仕様 | ミヤマエ |
道糸 | PE 12号 1400m | |
ハリス | 幹糸30号1.5m、ハリス14号0.85m |
《エサ》
サシエ | スルメイカ(イカタンとゲソを紫外線加工(青色)) |