2019年早々に長崎県の九十九島に初釣りに行きましたが、アワセを1回も入れることなくボウズ。
ならばと、広島県の阿多田島の水深がある浮き桟橋へ行きましたが、ここでも魚の反応を得ることがほとんどなくボウズ。
この時期、釣り場の選択を間違えるとこのような厳しい結果になります。今シーズンは特に、釣れている場所、釣れていない場所の差が大きい印象があります。
さすがにこのまま釣果なしが続くのはよくないので、1月21日、祈る思いで釣果が1年中安定しているイメージがある、大竹市沖の小方港一文字波止に行ってみることにしました。
同行してくださったのは今年開催される釣具メーカー主催のチヌ釣り大会の決勝大会を控えたメンバー。
仲がよい釣友ですが、ライバルでもあります。春の決勝に向けてお互い切磋琢磨して上位を目指そうと船に乗り込みました。
今回の釣り場である、小方港沖一文字はおよそ200mと長い波止です。
潮位が高いときはいいですが、引くとかなり足場が高くなります。
周囲に河川と温排水出す工業地帯が隣接しており、波止の下には鉄柱が張り出していると、チヌが住み着きやすい環境になっています。こういった条件からも1年通して安定した釣果が得られるというイメージがあります。
午前7時に出港。全員波止に上がって、好きな所へ釣り座を構えました。
例年厳冬期は、軟らかいオキアミで足元の鉄柱、波止際狙いが定番ですが、今シーズンは練りエサで、波止際の敷石の先でも釣れる状況のとのこと。
マキエが効きはじめたぐらいからメンバーたちの竿が曲がり始めました。
フグがたまにハリを盗るなど邪魔をしますが、そのフグでさえ、この時期はありがたい存在。
チヌを釣るための目安になります。
フグすらアタらない状況ではチヌもなかなか食わないからです。
サシエを触ってくるタナや場所を見つけ、重点的に攻めるのがこの時期のチヌを釣るための近道だと思います。
ちなみに前回までの2回はサシエが触られる場所すら見つけ出すことができなかったので、今回はフグにサシエがかじられることに喜びを感じます(笑)。
私はオキアミをサシエに、速めに仕掛けを入れていく全遊動仕掛けで底狙いでしたが、他の人は軽めの仕掛けのダンゴで釣るなど、マキエや仕掛けの入れ方でアタリの取り方も変わるようでとても勉強になりました。
その後、風が強くなったので少し早めに納竿しましたが、全員安打。しかも平均して1人5匹前後と十分に楽しむことができました。
やはり小方沖一文字はいい!
乗っ込みがはじまるまで今後も厳しい状況が続きますが、今回の場所のように釣果が安定する釣り場もあります。
チヌ釣り師にとっては非常に心強いですね。ぜひみなさまもそういった場所で冬の厳しい時期も楽しんでみてください。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2019年1月21日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 10時04分 |
干潮 | 16時07分 |
(広島) |
《使用タックル》
竿 | 鱗海マスターチューン 0号 530 | シマノ |
リール | BB-X ハイパーフォース SUTブレーキタイプ 3000DXXG S RIGHT | シマノ |
道糸 | リミテッドプロ PEG5+ 0.8号 | シマノ |
ハリス | ファイアブラッドEX フロロ HARD-TIDE 1.5号(約5m) | シマノ |
ウキ | 鱗海ZERO-PIT遠投SP 00号 | シマノ |
ウキの下 | ファイアブラッドナビストッパー(サルカンで止める) | シマノ |
ハリ | 勝負ちぬ ネリエ&コーン 2号 | 金龍鉤 |
《エサ》
《利用渡船》
大知渡船(大竹市玖波漁港出船) |