真鯛への憧れとタイラバとの出会い
魚の王様といわれる真鯛。
それは桜色に輝く魚体に美しいブルーのアイシャドウを持ち、日本では遥か昔からお祝い事で重宝されてきました。
そんな真鯛を人生で一度は釣ってみたいと、釣り人なら誰しも思うのではないのでしょうか。
私が初めて真鯛を釣ったのは、今から約10年前。
その当時、サーフや波止からの釣りがメインだったのですが、大学に入っていろんなことが自立していくうちに、釣り番組で見ていた憧れの真鯛を釣りたいと強く思うようになりました。
しかし、やり方がわからない。
そんな時、ネットで目に付いたのが「女性・初心者歓迎」という遊漁船さんが載せていた文字と、大きな真鯛を持って嬉しそうに笑っているお客さんの写真でした。
「私はここに呼ばれている!」
そう感じ、さっそく1人でその遊漁船に乗船を申し込みました。
今考えると思い切った行動ですが、その当時は釣りたい気持ちがとにかく大きく、不安よりも楽しみや期待が大きかった気がします。
その時は遊漁船での釣りが初めてで、船酔いをしてしまったのですが、それでも2kgクラスの真鯛を2匹釣り上げることができ、夢に描いていたことが現実になった最高の日でした。
初めて自分で大きな真鯛を釣り上げたときの感動は、一生忘れることができないと思います。
それをきっかけに、私はどんどんと真鯛の魅力に取り付かれました。コマセ釣りとひとつテンヤをメインに、授業の合間を縫って暇さえあれば真鯛を釣っていた時期が続きました。
そんな時、私はタイラバと出会うこととなります。しかし、その当時はどの釣りにおいても真鯛といえばエサがメインだったので、不思議な形をしているタイラバでは釣れる気が全くしませんでした。
しかし、それは私の大きな間違いだったことにすぐに気付かされます。
初めてのタイラバで、開始すぐに大きな真鯛を手にしたのです!
水深のある場所で、ただ巻くだけで大きな真鯛が釣れるなんて!! とても大きなショック(いい意味で)を受けると同時に、単純な私はすぐにタイラバの虜になりました。
それから早7年、今までたくさんの場所でたくさんの真鯛をタイラバで釣りました。
その中で見えてきたことは山のようにあり、もっと言えば今でもタイラバに出掛ける度に新しい発見があるほど、可能性が無限大の釣りでもあります。
全国でこれだけタイラバが流行っているのは、やはり「簡単」「手軽」「奥深い」という要素がとても大きいのではないでしょうか。
特に女性や初心者は、キャストができない、エサを触ることができないという方も多いと思うので、その面でも入りやすいのかもしれないですね。
スーパーフレッシュアングラーとタイラバへ
そして、先日は新SFA(スーパーフレッシュアングラー)のメンバーと玄界灘へタイラバに行ってきました。
釣り番組の撮影ということで、メンバーは慣れないロケに緊張しているものだろうと思いきや……
出船前から楽しみで仕方なかったみたいで、朝早いのにもかかわらずハイテンションで準備をこなしていました。まるで10年前の私を見ているかのようです。
真鯛のハイシーズンは春と秋ですが、私たちの住む玄界灘は、そんなのお構いなしに良型の真鯛を年中狙うことができます。本当に贅沢な環境ですよね。
彼女たちは普段からよくタイラバに行っているようで、私が1から教えなくても、自分なりに釣りを楽しんでいました。
ただ、タイラバの落とし穴と言いますか、タイラバはやればやるほど迷宮に入り込んでしまうんです。最初はただ巻くだけで釣れていたはずが、いつの間にか周りの人と差が付き、1人だけ全く釣れないということもしばしば。
そんな経験を沢山するうちに、“タイラバはただ巻くだけでは釣果に繋がらない”という事に気付かされます。
そして、そのような経験を元にタイラバのカスタムや巻きスピード、色、ボリュームなどを気にしはじめるのです。
このロケの時も、最初は釣果に差が出ていたのですが、ちょっとしたアドバイスで、全員立派な真鯛を釣り上げることができました!
きっとみんな、タイラバの迷宮に入りつつあるのでは無いでしょうか。初心者はもちろん、ベテランまでが楽しめるタイラバ、ぜひ皆さんも楽しんでくださいね!
みっぴモデルのタイラバロッド発売!
そして……実は今年、みっぴモデルのタイラバロッドが発売されます!!
女性目線で、真剣に楽しくデザインしました。見た目はもちろん、機能も素晴らしいので要チェックです!
そのほか、私モデルのタイラバヘッド・ケース・クーラーもリリースとなりますので、改めてこの【釣りぽ】でもお伝えしますね★