解説:村上千春(むらかみ ちはる)/マルキユーフィールドテスター
チヌ釣り師待望のイエローのオキアミ登場
今秋にマルキユーからリリースされたサシエ用のオキアミをご紹介します。
実は数年前から私も含めて周囲のチヌ釣り師の間では「イエロー」のサシエが必携になっていました。
イエロー……なぜか釣れるんです。
しかもこれでないと食わないときもあったりするんです。
このイエローが水色や光量によって目立つからなのか、そもそもイエローというカラーはチヌのなにかに作用するのかはなんとも……なところなのですが、実感としては濁りが強いとき、光量が少ないときに効果的という感じ。
チヌ釣りではよく遭遇する状況ですので欠かすことができないというわけです。
実際にマルキユー製品でも『食い渋りイエロー』『エサ持ちイエロー』『マダイイエロー』(いずれも練りエサ)に『くわせ丸えびイエロー』(エビエサ)とイエロー系サシエが充実していて、どれも前記の状況下でチヌを釣らせてくれました。
このイエローシリーズにオキアミだけがラインナップされていなかったんです。
このため「オキアミも欲しいなぁ」と思った私は『つけ込みにこれだ!!』という漬け込み用の染色液に『くわせオキアミスーパーハードチヌ』を漬け込んでイエローに染色したものを自作したりしていました(周囲の方もそうされていました)。
そんなところへ満を持して今回の『くわせオキアミ食い込みイエロー』の登場。
ハード加工とともに、イエローに染色してあります。
もちろん殻だけでなく、身もしっかり染色されていますので、より食い込ませたいというときは剥いて使うということも可能です。
手間なく使えるという点もうれしいですが、私は「ウルトラバイトα」という食い込みをアップさせる成分の添加がとてもうれしく感じています。
『くわせオキアミスーパーハードチヌ』には『チヌにこれだ!!』という同じく食い込みをアップさせてくれる成分が添加されているのですが、食い込みをアップさせる成分が異なるので、カラーとともに別なアプローチになってくれるからです。
この秋からはメインに『くわせオキアミスーパーハードチヌ』とアプローチを変えるために『くわせオキアミ食い込みイエロー』を織り交ぜて使うという組み立てで挑みます(実際はこれにエビエサや練りエサもくわえています)。