45cmの良型チヌと自画撮り
ラン&ガンで探し、キャッチ!
本ホームグランドの河川、河口のチヌのトップゲームは毎年6月くらいから始まるのだが、今年は5月から通って良型も手にできていた。そのため時間さえあれば周辺のいろんな河口に行っている。ちなみに梅雨入りしたのに18日まで雨がまったく降っておらずひと雨ほしいところ。ひと雨降ればもう少し釣れやすくなり楽しめるはずである。
当日は16時前くらいに松浦市の志佐川に到着。すでに現地には数名のアングラーがチヌを狙っていた。まだ誰も釣れておらず、この日は渋い様子。川は濁っているものの、カンカン照りだからかチヌが気配を察しやすいようで、アングラーに気づいて逃げているように感じた。
とりあえず河口から開始。『ポップクイーン50』をキャスト。この日は若干風があり、波がゆらゆら立っていたので、トップでのアクションが魚に見えにくいだろうと少し強めなアクションを入れてポップ音を出しながら探るが反応なし。
次は軽くポコンとポップ音を鳴らして、少し間をおいてまたポップ音を鳴らす。そうしてアクションを入れたあとに流す。この流れるポッパーをチヌが追尾してきて次に動いたところで食ってくるというパターンがこの志佐川では多い。しかしこの日はこれもダメ。
次はドッグウォークを試すも、こちらも反応がない。試しにペンシルに変更してみるが無反応。「これはチヌが居ないな」と思いながら少しずつ上流に移動しながら探るが、先行者がおられるのでオープンな場所はすでにルアーが通ったあとのはず。なるべくチヌが着いていそうな岩陰や、橋下、際などのピンポイントを攻めてみるが反応がない。ちなみに20㎝ちょっとのシーバスは2匹ヒットしてきた。
「いくらカンカン照りでもチヌが0匹ってことはないはず!」、そう思って群れを探しながら歩く。際、橋の下を中心によく見ながらラン&ガン。河口から3つ目の橋付近までやってきたが、そこまでは反応なし。潮位が低いとまだ探りやすいのだが、この日はそこそこ高かったのも釣れにくかった一つの要因だろう。
その場所は流れ込みがあってチヌを発見。しかも5匹! ただ草などゴミが多く、ポッパーを投げてもすぐゴミが掛かる。でも1匹のチヌがゴミとゴミの間から水面を意識しているように見てとれる。なんとか釣りたい。
驚かせないよう、優しくキャスト。それでも若干驚いて動くがすぐに戻ってきた。そしてポッパーをジッと見つめている。これはいける! とアクションを入れようとするとまたもゴミが引っかかり見切られてしまった。
草などが流れるのを待ち、投げやすくなったところをキャスト。ゆっくりアクションを入れ止めてを繰り返して誘っていくとポッパーの後ろにチヌが着いたのが見えた。ポッパーの後にもじりができるからだ。
ゆっくり流し、ポコンと動きを入れて止めた瞬間! 「ジュボッ!」っと音を立ててポッパーを吸い込んだ。トップチヌの場合、この捕食音がたまらない。目で見てもわかるし本当に楽しい。ドキドキできるゲームだ。
気を付けるのがアワセ。即合わせすると高確率でフッキングできていないことが多い。ジュボッとしたらほんの少しでいいのでワンテンポ置いてからアワせたほうがフッキング率が上がる。もちろん今回もそのようにフッキング。
けっこう近くでかかったのだが、タックルはメバルロッドでPE0.2号。無理はできない。水草もありそちらに走られないようにやり取りをしてドラグを使いながらゆっくり寄せてグリップで捕獲。サイズは45㎝といったところだろうか。まあまあなサイズが釣れた。
近くに誰もいなかったので自撮りなのが残念…。その後もそこにだけはチヌがいるのだが、1匹釣ってしまったからか見切られてしまい、無視するか、ルアーが来れば逃げるかだった。
とりあえず釣れてない渋い中でも1匹上げることができたので、夕マズメまでやればまたスイッチが入って釣れる可能性があったが納竿することにした。渋いときに試行錯誤して釣るというとても楽しくよい釣行になった。
釣り上げたチヌとルアー
志佐川ではトップで狙うと主にチヌ、シーバスが釣れる。現在はチヌばかり。もう少しするとキビレはもう少し後から入ってくる。シーバスは朝まずめが多いが、今はさほどサイズが出ない。
5月半ばに釣行した時もチヌ、シーバスと釣れた。このときは釣れ始めだったのもあり、活性もよく、チヌも数枚、シーバスに至っては二桁以上釣れた。チヌは結構でかいのでプライヤーや玉網、グリップは必須。リリースする際はゆっくり水に浸けて回復させやさしくリリースしてほしい。
志佐川はそんなに深くない川ではあるが安全面には気を付けてライフジャケットを着用。フェルトスパイクシューズ着用がおすすめです。
チニングに必要なアイテム
Mariaポップクイーン50、80が今年6月にカラーがフルモデルチェンジした。僕の釣行の写真のは以前のタイプ。こちらの画像(画像新色ポップクイーン)が新しいもの。現在手持ちがなく四つしか写真がないが、全6色あるのでぜひ店頭で見つけたら手に取ってみてほしい。このトップチヌには僕も結構前からポップクイーンを愛用しており、かなり実績が高いのでお勧めする。
ポップクイーンの新色
これから先もいろんな河口や河川でチヌが狙えるようになる。キチヌを入れれば9月までは確実でトップで遊べるだろう。また、朝だと漁港や堤防でも釣れる。夏のトップシーバス時期もそろそろ始まるのでぜひ、一緒に狙ってみてはどうだろうか。
5月に釣り上げたチヌ
5月にヒットしたシーバス
別の日にはダツがヒット
タモ(ネット)
《釣行メモ》
《使用タックル》