7月16日、再び大分県臼杵市の板知屋漁港から「ブルース」さんで落とし込み釣りに出港しました。
当初、無垢島方面に行き、ベイト反応が良い所で開始すると、しばらくしてエサが暴れだし、本日最初の2キロ程の小さなハマチが釣れました。
イワシを飽食しているせいか非常にパワーがあり、サイズの割にかなり引きました。
その後、ベイトは付くもののなかなか襲われない状況で、ちょうど潮止まり直前ぐらいにまたヒットしました。
最初は先ほどのハマチのような引きで、「また同じぐらいのサイズかな」と思い上げてくると、水面まで非常に強く抵抗するのでハマチと確信していましたが、上げてみると頭にコブが付いたカンダイでした。
5キロありましたが、意外とすんなり上がってきたような感じでした。落とし込み釣りでは釣れるというのは聞いたことがありましたが、10年ほど落とし込み釣りをしていて初めての体験でした。
陸からの石鯛の落とし込み釣りでは何度か煮え湯を飲まされた経験があったので、リベンジしたような感じでした。
潮が完全に止まり、大きく場所移動。南の方にしばらく行って再度始めると、かなりのベイトがいたためか、すぐにエサが付き、そのまま待っていると3キロ程のハマチがヒットしました。
さすがに、あまり大きなクーラーを持って行っていなかったので、このハマチは他の方に進呈しました。
その後、微妙にエサの付きが悪くなってきて、底付近でエサをなんとか付けてそのまま放置していると、すぐに大きな当たりが来ました。また、ハマチかなと思ってやり取りをしていると、水面近くで抵抗がなくなってきたので、多分イワシ真鯛かなと思っていると、4.5キロの真鯛が上がってきました。
リリースするにもかなりぐったりしていたのでキープしました。
そこからしばらく当たりがなく、エサがついた状態で回収をしていると中層でハマチがヒット。これは2キロ程のものでした。
エサ付きが悪くなったので、ジグに切り替えて遊んでいると、セブンのジグの『タイラーThai-R』150gに1キロ程のウッカリカサゴがヒットし、お土産が増えました。
エサの付きが悪くなったので、再び朝のポイントに戻りやってみても振るわず、港近くのポイントを攻めるも、エサが小指ぐらいのイワシでエサが付かず、結局ヒットなしで終了となりました。
今回も鰆カッターの被害に遭いましたが、仕掛けとスカリーを失ったのでかなり痛い出費でしたが、釣果にも恵まれて、天気にも恵まれてとても楽しい釣行でした。
船長や同船者の方々も良い人達ばかりで楽しい釣りを満喫できました。今回の釣行では、特に、良型のカンダイが釣れたので満足でした。
《釣行メモ》
釣行日 | 2019年7月16日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 07時20分 |
干潮 | 14時03分 |
(大分) |
《使用タックル》
竿 | マッドバイパー落とし込み 245MH | ダイワ |
リール | 19シーボーグ500MJ | ダイワ |
道糸 | PE 4号 | |
ハリス | フロロ10号/ナイロン18号 | |
ハリ | 強靭イサキ針10号 | |
ルアー | タイラー150g | セブン |
セブンのジグ『タイラー』と『マキエ』の使い分け等について
ガイドサービスセブンのジグ『タイラー(Tai-R)』と『マキエ(MAKIE)』。お店で売られていても、「この使い分けはどうするんですか?」という問い合わせがけっこうお店にあるそうなので、今の段階の自分なりの見解を書きます。
まず、簡単に言うと、タイラーはバーティカルに向き、マキエはドテラのような斜めに攻める場合に向くように感じます。
もっともタイラーでも横引きにヒットしたり、マキエでもバーティカルに攻めてヒットする時もよくありますので明確な区分はないものの、テーリングのしやすさなどを考慮するとやはりタイラーはバーティカル、マキエはドテラ向きというのが今の結論です。
セブンのジグの良い所ですが、特にタイラーに関してはジギングの初心者にこそ使って欲しいぐらいジギングで魚に食わせるために必要なアクションを学びやすいという特性があります。
私自身、昔、ジギングを極めるために、とんでもない金額をジグの研究やアシストフック等に費やして、どのようなジグとアシストフックの設定がどのようなタックルにマッチし、性能を最大限に引き出せるかについてのデータを取ったことがあります。
その時の経験からもこのタイラーというジグとマキエというジグ、そしてヒラマサを狙う際のロング系のジグがあれば他に何もいらないというのが今の結論です。
タイラーの特性として、上げでも下げでも食うということもあり、基本的にはフロントに加え、テールフック装着及びブレード装着になります。マキエも同様です。
しかしながら、大物を狙う際は、それぞれフロントにシングルフック1本でもきちんと釣れます。
どうしてもテールが必要な場合は、大きなフック1本付けるとバランスが取れて効果的ですが、平戸や長崎の船では、抜きあげる場合もあり、その場合、フックが多いと外れた場合、非常に危険です。
タイラーのアクション方法としてはワンピッチジャークで大丈夫です。ハイピッチで使うのも可能ですが、一番効果的なのは少しゆっくり目のワンピッチジャークです。タイラーはフォールがしっかりとできるように作られているので、食わせの間を意図しなくても簡単に作ることができ、初心者の方でもどのような時に食うかをはっきりと理解できるようになっています。
マキエの場合はワンピッチでも釣れるのですが、むしろ斜め引きにした方が水の抵抗を排除できるようなスリムな体型をしているので、キャストしてただ巻きや軽くアクションを加えるぐらいで食います。
タイラーもマキエも基本的にタックルはスピニングでもベイトでもどちらでも対応します。
私の使い分けとしては、80gまではいわゆるスーパーライトジギングに属するものとして考え、スーパーライトジギング用のタックル(PE1号ぐらいまで)を使用し、100~150gの場合は、ライトジギング用のタックル(PE1.5号ぐらい)、200~250gの場合は、普通のジギング用のタックル(PE3号~)を使用します。
タイラーの場合、ローレスポンスジギングのタックルと非常に相性が良く、ブリを釣る時などにこの組み合わせが非常に効果を発揮した時もありました。
ブレード設定をすると、本当に魚が釣れない時でも、テールフックに何かしらかの魚が釣れるので、これらのジグには基本的にはブレード設定が必須です。
ブレード設定をする際には、ジグのアクションに影響を及ぼさない範囲でやや小さめのブレードを用いる方がお勧めです。
タイラーもマキエもそれほど操作をする際に特別な技術を求められるものでもなく、初心者から上級者までが満足できるように作られているので、非常にお勧めです。
《利用遊漁船》
ブルース |