久しぶりの落とし込み釣り/無垢島沖(大分県臼杵市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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落とし込み ハマチ

2019年7月14日、数年ぶりに臼杵市の板知屋漁港から出船しました。

今回は落とし込み釣りオンリーということで、先日故障したシーボーグの代わりの『19シーボーグ500MJ』を使いました。

いつも行く無垢島周りを攻めて、ベイトのカタクチイワシが大量に落とし込みサビキに付いたので、幸先が良いと思いながらも、いっこうに襲われる気配がありませんでした。

そのうち2キロ程のハマチがやってきてヒット。イワシを飽食していたためか、サイズの割にかなりパワーがありました。

その後、鰆に仕掛けを切られたりするも、いっこうに船中ヒットがなく、掛かるのは先ほどと同じサイズのハマチばかりで、全く状況が良くありませんでした。

無垢島に見切りをつけて、各場所を転々とするも、エサが付いたり付かなかったりで、かつ全くアタリがありませんでした。

最後にエサが付いて、激しく暴れるので期待をして待っていると、大きく引き込まれました。しかし、やり取りを開始すると茶色い魚の感触が。ゆっくり上げてくると50センチぐらいのエソでした。落とし込み エソ

今回は前半は、めざしサイズのイワシ、後半はいりこサイズのイワシだったので、後半は特にエサを付けるのに苦労しましたが、専用道具を使っていたので比較的やりやすかったです。

落とし込み イワシ

19シーボーグ500MJ(ダイワ)

『19シーボーグ500MJ』の詳しいインプレは後日しますが、使ってみた感想を端的に述べると、これ1台でほとんどの沖釣りをカバーできるという感じです。イメージ的に、シマノの『16ビーストマスター3000XS』よりスピードは劣り、『3000XP』よりもパワーが劣るという感じですが、特に使い分けを考えない人にはこれ1台で十分です。

欠点として、ハンドルが短いこと。これはコスト削減のため、全機種でボルトの径を変えるだけで同じハンドルを流用しているためか、仕方ないと思っています。

最近のダイワ製品の中では秀逸な品です。

 



 

《釣行メモ》

釣行日 2019年7月14日
潮汐 中潮
 満潮  05時52分
 干潮  12時43分
(大分)

《使用タックル》

竿 マッドバイパー落とし込み 245MH ダイワ
リール 19シーボーグ500MJ ダイワ
道糸 PE 4号
ハリス フロロ10号/ナイロン18号
ハリ 強靭イサキ針10号

 

落とし込みでの錘(オモリ)他について

今回もですが、同船者のオマツリの酷さに辟易です。この落とし込み釣りは、ただ落としてエサを付けるだけと思っている人が多すぎだと感じます。実際、鉛の形状が関係ないと思っている人が多いです。

特にやってはいけないこととして、40号の錘(オモリ)を2個ぶら下げたり、80号の錘でも舵付錘(これは最悪、北海道の流星錘と同じぐらい存在がダメです)やホゴ錘(縦に長く、根が多い場所でウッカリカサゴを釣るための錘)を使うことなどが挙げられます。

上記の錘を使うとほぼ間違いなくオマツリが発生。しかも毎回発生し、仕掛けがダメになることもあります。エサがつけにくいだけでなく、同船者とのトラブルが多くなるので使って欲しくないです。

錘を軽視する人にこの落とし込み釣りが上手な人はいません。

この釣りは専用竿が穂先が敏感で小魚の付きを感じ取り易くするように作っているぐらい、竿先にでるアタリが重要です。まして変な錘を使うと水流や水圧を受けやすく、雑音のようなものが竿先に出て、渋い時のエサの付き等が非常にわかり辛くなります。

個人的に問題があると考えているのは、最近は船によってはタイラバの竿でこの落とし込み釣りをやらせる船もあります。

タイラバロッドで時間をかけず取れる人がやる場合や人数が少なかったり、仲間内でやるならまだしも、落とし込みの基本もわかっていない初心者がそのような柔らかい竿を使うこと自体、やり取りが長くなり、他の人を拘束したり、魚を止められず走られてオマツリを頻発させます。そのようなやり方自体問題があると考えています。

同じお金を払っているのだから、他人のことも考えてきちんとした道具を揃えるなり、自分たちだけで船をチャーターするなどするべきだと考えています。

お金を払っているから何をしても良いと思っている、特に中年以上のアングラーが本当に問題だと思います。

また、人によってはサミングを知らず、そのままフリーで糸ふけを付けながら落とす人もおり、それも問題があります。

この落とし込み釣りは、一番重要なのは錘(スカリーが最適)で、次に重要なのは竿、最後に重要なのはリールです。やり込んでいる人にはそれがわかっているのですが、中級者ぐらいまではタックル重視と思っている人が多く感じられます。

仕掛け自体は、船長に直近の状況を聞いてサイズを調節すれば良いので特に釣りに影響はないのですが、本当に錘の問題だけは人に迷惑をかけ、トラブルのもとになりますので、今回は強く言わせてもらいました。

釣り方としては手巻きでも良いのですが、巻き上げ速度などの問題から、これもいくらかオマツリの原因になります。やはり電動リールを使用した方がエサ付けの手返しもよく、かつ疲労軽減にもなるので、長期的な投資と考えてきちんとした道具を揃えた方が良いです。

落とし込み釣りに使うリールの番手は、沖釣りに万能に使える番手なので、恐らく損はないかと思います。