エサ盗りをかわし、底でチヌをキャッチ/大島岸壁(高知県宿毛市)

(おかだ けんじ)。高知県在住。グレやチヌのフカセ釣りを得意とするが、船釣りやアユ釣り、国内外でのルアーと幅広い釣りをこなすマルチアングラー。ダイワフィールドテスター。

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岡田建治とチヌ

底狙いで良型チヌを釣り上げた岡田建治さん

護岸からのフカセ釣りで良型チヌ

6月24日に高知県西部の宿毛市の護岸に釣行しました。翌週7月3日に開催される『第5回「チヌ」パラダイスカップ決勝大会』に出場するので、その様子見と練習を兼ねての釣行でした。

今回は、こちらも大会に出場するうちのクラブ(シーマスター)の有元孝太くんと一緒にチヌ釣りを楽しみました。

チヌの魚影が濃く、大型チヌもよく釣れる宿毛湾ですが、この時期になるとだいぶ水温が上がってくるためエサ盗りのグレやヘダイ、チャリコ(マダイの幼魚)にフグと結構なエサ盗りさんがいました。

さらに表層にはボラもたくさん集まっていて、表層や中層ではそれらの魚が邪魔をしてなかなかチヌを食わせられません。さらにこの日はいつも以上に潮がよく走って、狙いがなかなか絞れずちょっと苦戦。

とは言っても、この時間にもチヌによく似たヘダイがヒットしてきて、ヘダイだけでも20匹以上釣り上げました。ヘダイは引きが強く、さらに40センチ級もヒットするので、やり取りを楽しんでもいたんですけどね。大物のバラシもありました。

さて肝心のチヌですが、エサ盗りをかわすために00号のウキごと仕掛けを海底まで沈めていくとヒットしました。チヌは海底でエサを拾っていたようです。

それも速い潮に道糸を引っ張らせて海底をサシエが流れていくようにするのがヒットパターンでした。45センチのチヌを釣り上げましたが、このサイズはラインを「グン!」と引っ張っていくアタリ。一方、小中型のチヌはモゾモゾとPEラインだから捉えられるような小さなアタリが多かったです。

久しぶりのチヌ釣りでしたが、厳しい状況のなかで5匹釣り上げることができて満足の釣行となりました。

 

この大島岸壁は真夏でもチヌが狙えるポイントです。今回は潮があまりよくなかったですが、連続ヒットすることもあるのでぜひ釣行してみてください。

有元孝太とチヌ

有元孝太さんも良型チヌを釣り上げた

足場の良い護岸がポイント

《マップ》

※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。

《釣行メモ》

釣行日 2017年6月24日
潮汐 大潮
 満潮  05時45分
 干潮  12時25分
(宿毛・片島)

《仕掛け》

岡田建治 仕掛け

道糸はPEラインを使用。その先にFGノットでナイロンラインを結束する。

《エサ》

サシエ  オキアミ生、練りエサ
マキエ 銀鱗アミノXチヌ ど遠投、銀鱗アミノXチヌ スーパームギホワイト、銀鱗アミノXチヌ 名人ブレンド遠投SP ダイワ

マキエは上記配合エサにオキアミ生6kg+オキアミボイル3kgを使用