1月3日(金)、南房総の白浜漁港にある「亜美丸」さんにベニアコウ釣りでお世話になりました。
今回は、ベニアコウの師匠のお誘いで仕立船での出港でした。
当日は、6時頃に集合し、その後出港。ポイントまでは40分程走り、それから第1流しとなりました。ポイントに到着後、1流し目及び2流し目は、アナゴや黒い外道にエサが襲われるアタリは出るものの本命のようなシャープなアタリが出ません。
他の人達にも、同様に深海ザメや黒い外道等の多数の外道が当たるものの、やはり本命のアタリが出ません。今回は仕立船のため5回流しで、その内4回の流しは一番下にイシナギ釣りの際に余ったスルメイカを付けてアブラボウズを狙いました。
目論見が当たったのかわかりませんが、3流し目に仕掛け投入後、潮が動かないので、船長が船で仕掛けを引っ張ってくれた直後に仕掛けを張ると根掛かりのような感触が伝わってきました。
1、2流し目でやや仕掛けを張り過ぎていたので、仕掛けを少したるませ気味にしていたこともあって、「久しぶりに根掛かりをやってしまったかな」と思ってスローで巻き上げてみると、最初の感触とは異なり巻き上げられたので、魚だと判断しました。
底付近でかなり抵抗され、途中に何回か竿先を叩かれはしましたが、おとなしかったので大型のベニアコウかなと思って上げて来ると水面付近でまた抵抗がはじまりました。これはアブラボウズかと思って上げてくると、案の定アブラボウズでした。
船に上げてみると30キロ程の食べごろサイズ! みんなのお土産ができて良かったなと感じました。
4流し目はみんなアタリがなく、最後の5流し目。また船長が仕掛けを引っ張ってくれた直後に、非常にシャープなアタリが竿先に出て、これはベニアコウだと確信が持てました。ただ、見間違いの可能性もあると思い、回収の間は3流し目で釣れたアブラボウズの解体を師匠とやっていました。
私は解体で見る余裕がなかったのですが、水深の半分でベニアコウ特有の引きをし、かつリールがバチバチ糸を鳴らしていたので他の人はベニアコウが付いているのではと思っていたようです。
実際に仕掛けを引っ張って上げて来ると、妙に軽く、このパターンは一番下かその上の針に魚が付いているとわかりました。上げてみると下から2番目の針には本命の3キロ程のベニアコウ、一番下の鈎にはユメカサゴかなと思っていたら、よく見ると北海道で狙っていたキンキが付いていました。
ベニアコウが釣れた嬉しさよりも、この水深にキンキがいるのかと非常に驚かされました。
新年の初釣りで幸運なことにベニアコウとアブラボウズの両方を釣る、「ベニラボウズ」を達成できたので、幸先が良いと思いました。
なにより気心の知れた仲間内の釣行だったので、オマツリもほとんどなく、釣果自体は微妙でしたが、アブラボウズもみんなでお土産として共有できて非常に楽しい釣行でした。
《釣行メモ》
釣行日 | 2025年1月3日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 07時37分 |
干潮 | 12時40分 |
(布良) |
《使用タックル》
竿 | ベニスカーフ2100、バチスカーフ2100S(アリゲータ技研) | |
リール | コマンドZ30、コマンドZ9キンメスペシャル(ミヤエポック) | |
道糸 | PE 12号 1800m | |
ハリス | 30号 | |
ハリ | ムツ鈎(太軸)25号 |
《エサ》
サシエ | スルメイカの短冊(15~20センチ)、スルメイカ1ハイ掛け |