短い秋。今年始まった事ではないにしろ空が速攻で澄み渡って来るのを体感できるのは海。多島美の瀬戸内海はそれを1日感じる事が出来て、コロナ前には日本で唯一ニューヨークタイムズが選ぶ行くべき観光地に選ばれたのも頷ける。
赤穂線の日生は小豆島行きフェリー等の出発点でこれからの季節寒風で干す素麺はじめオリーブオイルの一大生産地への出発港でもある。
金比羅丸さんでレポート書いて写真を取らせて頂いて14年目になる。大船長の中村さんはニーズに合わせた釣りものを、流行と昔ながらに並走しながら、船釣師達に提案してきてくれて、虫エサの真鯛、鯒ラバ(コチラバ)、テッポウ鱚(キス)、は私は此処で知った瀬戸内海での釣り。東京と広島を行き来して仕事をしている私には煌めく様な新鮮さで、都度都度映像として心に残った。
近年は鯛ラバ全般。「よく研究している船だなぁ」と感じたのと、何年か前に学生さんだと言って至極フットワークの良い仲乗りさんがいた様な記憶が高い秋空と共に妙に残った船でもあるのです。
9月29日5時30分、徒歩最短の旅館のひとつ「たまや」に泊った私は、夜更かしの影響で10番目着。1人客だったのでくじ引きには参加せず若い船長さんの指定する右胴の間へ。

後部デッキで一寝いりさせてもらってたら、どるるるるるるっエンヂンが止まった。
「どうぞ」の声と同時に、最近流行の『松岡スペシャル185mm』やSTARTの『マジカーリー』が落ちて行く。気温が下がったので水温も多少下がったのか、やや澄潮なのかも? 船中口開けが手のひらサイズの幅広真鯛。パラパラっと船中4枚。
「今日は小型中心か?」と思ったら違った。次の移動先でミヨシの竿頭氏、左右胴の間のベテラン氏が美味な目の下一尺と言うサイズをつづけてあげると、船中、あそこもここもと途切れず型ものの真鯛が食い出した。40〜50cmというお刺身にして一番美味な大きさの真鯛。
幅が広いし肉厚! 食い渋りの時に時々混じる、目の大きい尻尾にかけて絞られたヤツとは違う! 血抜きしてもらった時にじわっとあの真鯛レッドが広がる、誰が見ても「おおっ」と歓びの声の出るヤツである。
画撮りでミヨシへトモへときわめて忙しい。「Shot! Shot!! Shot!!!」、今では旧式ながらスタイルがライカ似のFUJI(のカメラ)が頼もしい。
そして、午前11時頃竿を出した。
当たる、時々ながら「トントントン」と叩かれるが乗らんなぁ。若船長が硬めのカワハギ竿を使う私にブリッジから直々にレクチャー。「よしっ、アタック! ゆっくり、ゆっくり、そうそう、ゆっくり……」、やるじゃないか若船長。
そう言えば10年前中村さんが鯒ラバ船に乗せてくれた時もこんな風だったなぁ。「下から5回巻いて。そうそう、ゆっくり、ゆっくり……」、おっ、見えた真鯛だっ。タモに入った真鯛は43cm、お刺し身で一番旨いサイズ! 良かったぁ。

直後、イネゴチの45cmを追釣。「これが最後です」というアナウンスの流しで掛けたのは右胴の間のベテラン氏。この日の釣りを終始リードして下さった方。慎重なヤリトリの末、タモ取りされたのは63cmの大型真鯛。ずしっといい面構え。Shotを頂いて本日終了、沖揚がり。

港までの間に全て締めて頂いたのは、船中10人で60枚余りの真鯛。岡山県日生港「金比羅丸」の実力を遺憾なく発揮して、快速で瀬戸内海中部を渡って帰港しました。
下船しながら、「タイラバはオールシーズンですか?」との問いに若船長は、「ええ。昔は親父がいろんな釣りものもやっていましたが、今春から代替わりしてタイラバオンリーです」との事。
船の白さが目に沁みる、爽やかな金比羅丸。いい船です。










台湾料理 豊源 日生店
さてさて今回の旅釣り、日生駅改札出てすぐ左の台湾料理「豊源」日生店。
私、台湾の中華料理大好きで、見た目より全然減塩うす味で意外にもたれないです。晩酌セットにラーメン追加して2000円やや超以内。美味です。

《釣行メモ》
遊漁船 |
金比羅丸 090-4760-0443 |
岡山県備前市日生町日生 日生市民会館前より出船 赤穂線日生駅より徒歩6分 | |
釣行日 | 2024年9月29日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 09時05分 |
干潮 | 15時16分 |
(宇野/玉野市) |