イラコアナゴと深海ザメの猛攻の中で6キロオーバーのベニアコウをゲット/相模湾(神奈川県三浦市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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釣行日/2023年4月17日



今回は、神奈川県三浦市の間口港にある「第八日の出丸」さんにお世話になりました。この日は、いつもベニアコウでお世話になっている方々と一緒に仕立船の釣行でした。

港に4時に集合し、それから出港となりました。

仲間内の釣りなので釣り座は特に指定等なく、どこでも良かったので艫から2番目の胴の間にしました。4名での釣行のため、非常に気楽な釣行でした。

港を出て、1時間20分程走ってから、第1投となりました。

最初のポイントの水深は1000m。以前にこの辺りのポイントで釣りをした教訓から、潮が速いとマズいので、錘は700号を使用しました。(中錘は80号)

しかし、意外なことに潮が効いているのではなく、全く潮が動いていないという状況でした。そのため、1投目からイラコアナゴやサメのオンパレード。掛かったイラコアナゴのぬめりが幹糸やハリスにべったりと付き、かつ仕掛けがぐちゃぐちゃになっていました。

2投目は、どうするか考えながら投入したため、真ん中3本の針がごちゃごちゃになった状態で投入するという大失態を犯しました。

この流しもイラコアナゴやサメがヒットするという非常によろしくない状態でした。他のベニアコウの先輩方も同様の状況で、全く釣れる気がしませんでした。

状況が悪いため、ポイントを小移動してからの3投目。タックルと錘を600号に交換(中錘は60号)して投入すると、先ほどまでの場所よりは少し良いですが、ここもあまり潮が行っていない状況でした。

そのような中、何とか活性の低い魚を食わせようとあれこれやっていると、ベニアコウ特有のシャープなアタリが来ました。

渋い状況だったので、この機会を逃すまいと糸を送り出すと、またアタリが来ました。そこからさらに送り出すとまたアタリが来ました。

さすがにベニアコウの3点掛けはないと思い、どれか一つでもベニアコウのアタリなら良いなと思い回収していると、500m付近でベニアコウ特有の反応が来て、ベニアコウと確信して上げて来ると300mを過ぎたあたりでオマツリが発生しました。

それほど長い時間のオマツリではなかったので、大丈夫と思いながら上げて来るとなんとベニアコウの姿がなく、イラコアナゴが1匹付いていました。

確かにいたのにと思いつつも、鈎についていないものは仕方がないと思い、すぐに切り替えました。

4投目は、船長が気を利かせてくれて、1投追加できるように3投目を回収してすぐに投入となり、急いで投入しました。

この流しは微妙なアタリがあったので、とりあえず魚は付いているだろうと思い上げて来ると、先に上げた隣の方はサメとベニアコウの一荷でした。

私の方も同様に、10キロを優に超えるモミジザメという深海ザメが一番下の鈎に付いていました。

しかも、驚いたことにこのサメはベニアコウの仕掛けではなく、ベニアコウの仕掛けに食いついたイラコアナゴを食べて鈎が刺さっていました。

これを見て深海の生態系の一部を知ることができ、非常に勉強になりました。

最後の5投目は、4投目同様に船を付けなおすことをせず、すぐに投入。着底してタナを取り直そうとした時に、船の前方200m程の所で浮いているベニアコウにアホウドリが群がっていました。

貴重なベニアコウを回収すべく、全員糸を出しながら船を移動させ、浮いている5キロ程のベニアコウを回収しました。このベニアコウは内臓を鳥についばまれてほぼ空になっていたものの、身がきれいだったため、一旦洗ってクーラに納めました。

この魚を見て感じたのは、3投目の自分にヒットしたベニアコウだということです。浮いてくるタイムラグ等を考えてもどう考えてもそれしかないような感じでした。

回収後、すぐに元のポイントに戻って来て棚を取りなおしていると、底付近でフワフワというようなアタリが来ました。

船長からアタっていると言われた時、活性の低い時のベニアコウのアタリかなと気が付いていました。しかし、期待するとサメや黒い魚達の時はがっかりしてしまうので、期待はしないけど最後の流しなので、慎重に回収しようと思いました。

この魚を回収している際、400m程の所でベニアコウの特有の引きをしたものの、サメの引きと微妙に似ていたため、サメかもと思いながら一応念のために慎重に上げてきました。

水面までリングが上がって来て、掴んで仕掛けを上げて行くと魚が付いている感触がありました。しかしながら、船長が回収しやすいように、糸が払い出すように流していることもあり、半信半疑で仕掛けを手繰ってくると白い魚体が見え、それが水面に上がって来て緋色の魚体が現れました。

後の計量で6.1キロのベニアコウで自己記録更新サイズとなりました。

ボウズ覚悟の釣りなので、非常に冷や冷やしましたが、結果オーライの釣りとなりました。

アホウドリにやられたベニアコウは、釣れなかった仲間に進呈し、半分ずつになり、皆お土産を手にすることができました。

今回お世話になった「第八日の出丸」さんは、基本的に仕立船ですが、船長の操船やポイント選定の経験や勘、雰囲気も非常に良い船なのでとてもお勧めの船です。

アブラボウズの実績が特に素晴らしい船なので、アブラボウズを専門に狙いたい人にもお勧めです。

《釣行メモ》

釣行日 2023年4月17日
潮汐 小潮
 満潮  03時17分
 干潮  09時09分
(油壷/三浦市)

《使用タックル》

竿 バチスカーフ2100S、ベニスカーフ(アリゲーター
リール コマンドZ9キンメSPECIAL、コマンドZ30(ミヤエポック
道糸 PE 12号2000m超
ハリス ハリス28号、幹糸40号
ハリ ムツ鈎 25号

《エサ》

サシエ スルメイカの短冊(15~20センチ)