リポート/後迫 正憲(うしろさこ まさのり)
アジング、タイラバの名手として知られるが、エサ釣りも含めて多彩な釣り経験を持つベテランアングラー。ダイワフィールドテスター、シーガーインストラクター
釣行日/2022年9月8日
本文
秋になると広島の島しょ部沿岸各所で楽しめるのがカマスゲーム。カマスの群れを探して、アジやメバルを狙うのに使うタックルとルアーを用いてサイトフィッシングで楽しめます。食べても美味しいので、私は毎年のように釣って食べて、楽しんでいます。今年はどうかと調査に出かけてみました。
やってきたのは実績がある、能美島の大君護岸。護岸から延びる波止は立入禁止になっていますが、根元の護岸からは竿が出せます。沖向きをのぞくと……波止際の敷石の沖にカマスの群れを発見。さっそく狙いにかかります。
私の場合、最初に1.5gのジグヘッドリグを投じてカマスの反応をうかがいます。キビキビとした動きで誘って、好反応ならメタルジグ『月下美人 プリズナー』に切り替えます。フロント、リアにフックがあるので、ジグヘッドリグでは掛かりにくい、ルアーへじゃれてくるカマスもフッキングしやすいのです。カマスのレンジが浅い場合はルアーが少し軽めでもいいので、トレブルフックが2本付いている『月下美人 澪示威SOLID』を投じることもあります。
端的にいえばジグヘッドリグだけでもなんとかなるのですが、カマスはご存じのように鋭い歯を持っています。ジグヘッドリグを呑み込まれると、あっさり切られてしまいます。私は呑み込まれ対策でフロロ5ポンドをリーダーにしていますが、呑み込まれてしまうと、やはりかみ切られてしまいます。ちなみにリーダーを太くするとルアーを見切られやすくなるので、5ポンドが上限でしょう。
効率よくジグヘッドリグだけで釣りたいのであれば、メタルライン『太刀メタル』の6ポンドを先糸に入れておくと切られずに済みます。
さて、この日はジグヘッドリグで誘うといい反応を見せたので、『月下美人 プリズナー』3gに切り替えてサイトフィッシングを楽しみました。食材にするのに十分確保できたので釣りを終了。短時間で終われるのも、この釣りの魅力ですね。
《釣行メモ》
釣行日 | 2022年9月8日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 07時43分 |
干潮 | 14時06分 |
(呉) |
《使用タックル》
ロッド |
月下美人 EX AGS AJING 64.5L/MLS-S・E(ダイワ) |
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リール |
セルテート2500(ダイワ) |
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ライン |
シーガーPEX4 ルアーエディション 0.3号(シーガー) |
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リーダー |
グランドマックスショックリーダー 5lb(シーガー) |
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ルアー |
月下美人 プリズナー3g ほか(ダイワ) |