釣行日/2022年7月8日
8月7日、今回は、勝浦沖のアカハタをメインにしたボートロック釣行に行きました。
お世話になったのは、イシナギで有名な「基吉丸」さんです。
7月末の調査釣行から引き続き2回目となる釣行でしたが、前回と異なり今回は5時間程の釣行(天気が悪くなる予報のため、1時間程早く沖上がりしましたが)でした。
出船直後はポイント付近で網を上げる作業があるため、待機時間でサビキでお土産の小鯵を狙うことになりました。
港から5分程のポイントでサビキを落とすと小鯵が1匹付いてきました。今日の小鯵は移動が速いためか、ポイントに着け直しても反応が消えてしまい、また反応を見つけて落としても移動中のカタクチイワシの反応だったりと非常に状況がよくありませんでした。
しばらくして見切りをつけて根魚の場所に向かいました。
ポイントに到着後、当初は30m程のやや深場から始めましたが、潮が速すぎて30gでも底が取れません。(道糸はPE0.6号)
潮の緩いポイントに移動してやっていると、カサゴのアタリが来て本日の1匹目をキャッチできました。
続いて投入すると、アカハタがヒットしました。今回も攻めているポイントは非常に根が荒く、根掛かりが酷かったです。
潮が緩んでいる時にコンスタントにアカハタやカサゴを釣っていると、突然非常に強いアタリが来ました。
一瞬でドラグが出され、真鯛か青物、またはヒラメかなと思ってやり取りしていると、走りが止まったので、船長に船を操船してもらい、アシストしてもらいました。
道糸がPE0.6号、リーダーがフロロ2号(グランドマックスFX)だったので、無理ができないので、竿でリフトしようかと思い、やってみるものの、明らかに10キロでは効かないサイズです。
船長に聞いて見ると、この辺りにはクエもいるとのことで、多分10キロ以上はあるクエがヒットしたと思いました。(クエは30キロ近いものも釣ったことがあります。)
仕方なくスプールを抑えつつ、引っ張ってリフトする作戦に出るも、糸が細いため切れてしまいました。
それから仕掛けを作りなおして、また同じワームを付けてやってみると、石から転げ落ちた先で魚がヒット、先ほどよりは明らかに小さいものの、勢いがすごく一瞬で底に擦れてラインブレイクしました。
このことから、やはりこのポイントでは根掛かりした時のメインラインのブレイクは怖いものの、やはり最低リーダーはフロロの4号が必要と感じました。(太すぎると潮の影響を受け、非常に釣り辛いため、これが限界です。)
再度、同じワームを使って気を取り直してやってみると、明らかに良型とわかるアタリが来ました。良型のアカハタとわかったので、上手く瀬ズレしないように角度を付けて上げてくると、本日最大の35センチのアカハタが上がってきました。
このアカハタは、他のアカハタやカサゴとは異なり、小さなイセエビを捕食していました。それで今回使っていたワームに特にヒットが集中していた理由がわかりました。
当日は、やや潮が濁っていたためか、赤系統のワームへの反応が良く、特にハサミが二つあるワームへの反応が良かったです。(シュリンプタイプ)
イワシも非常に多かったため、魚型のワームも試しましたが、こちらには反応が悪く、やはりこの海域のポイントはメインベイトが甲殻類のようです。
その後、結局、潮が悪くなり、数匹追加したところで、天気予報も悪くなる傾向だったこともあり、早上がりをしてもらいました。
勝浦沖のポイントは、エサ釣りならば錘は状況により20~30号が必要。ルアーの場合はシンカーの重さは30~50gがあれば楽しめると思います。
ワームは状況にもよりますが、潮が澄んだ時のナチュラル系と定番の赤やオレンジ系統のザリガニ形状(ホッグ系等)のワームのみで大丈夫です。
竿は、感度が良く、2m以上の竿が使い易いです。
今回のメインタックルはショアからのアジング用の竿を使いましたが、メタルジグ25gをキャストできるタイプの竿だったので、比較的良型でも対処しやすいと思いました。
何より長さがないと、底から1mをリフト&フォールしながら探る釣りなのでやはり根掛かりを回避できないので、ショアからのシーバスロッドでも代用可能と思います。
今のところ、潮が緩い時はワームを、潮が速い時はエサという使い分けが釣果を伸ばすコツかなと思いました。
まだまだ始まったばかりの釣りですが、非常に有望なフィールドなので、来年以降も開拓して、関東でボートロックゲームを広めていきたいと思います。
《釣行メモ》
釣行日 | 2022年8月7日 |
潮汐 | 長潮 |
満潮 | 13時38分 |
干潮 | 05時43分 |
(勝浦) |