がまかつの磯竿『がま磯 アルデナ』にチヌモデルとなる0号、0.6号、1号が追加ラインナップされた。
キング・南康史さんも開発に携わったチヌモデルの「アルデナ」について紹介してもらった。
がま磯 アルデナとは?
がま磯ポジショニングマップの中では中間的なバランスに位置する竿。曲がって粘る伝統のがま調子を継承しつつ、クセのないオールマイティーな調子を実現した。
最高クラスの引張強度を誇る炭素繊維「TORAYCAⓇT1100G」を全機種に採用することにより、ブランクスにおいて強度と張りを維持しつつ、竿先にかけて従来よりも軽量化を実現。
また、フカセタイプの0号〜3号には軽量な「CIMガイド」を採用。「TORAYCAⓇT1100G」と「CIMガイド」の相乗効果で先調子ロッドを思わせるほどの圧倒的な先軽振り調子を実現した。操作性が飛躍的に向上し、魚が掛かればしっかり胴まで入り込み魚の引きを受け止める。
全機種にスクリュータイプのリールシートを採用し、リールのホールド力に優れる。
TORAYCAⓇT1100G/東レ(株)が次世代航空宇宙向けに開発。世界最高クラスの引張強度を誇り、高強度かつ高弾性化を図った炭素素材。
CIMガイド(カーボンフレームIMガイド)セッティング (0〜3号フカセタイプのみ)/カーボンフレーム・SICリングを楕円および傾斜させることで、糸ガラミの減少・糸通りのよさを追求。TOPガイドもラインが巻き付きにくい構造になっている。元上部に足高フリーガイドを搭載し、トータルバランスに優れたガイドシステムを構築している。
※本体価格に消費税は含まれていない。
※そのほか、1.25、1.5、1.75、2、3、遠征4、遠征5、遠投S3、遠投S3.5、遠投S4、遠投B3.5、遠投B4、 カーエー3、カーエー4もラインナップ
追加されたNEWラインナップ 0号、0.6号、1号
アルデナ 0号
魚が掛かれば竿全体で曲がり込む軟調ロッドでありながら、振り調子は適度な張りがあり先抜けがよいモデル。タメが効くのでチヌを暴れさせることなく浮かせられる。
アルデナ 0.6号
チヌ特有のタタキを吸収する適度な柔軟性を保持しながら高い操作性を誇るブランクスは、あらゆる釣法に対応し、大型のチヌでも難なく浮かせる。
アルデナ 1号
張りと粘りを高次元で融合することで細ハリスにて繊細にアプローチを行うのに適した調子。口太グレや、大型チヌに最適。
今回新しくラインアップされた0号、0.6号、1号の選び方について、南さんはこう説明してくれた。
「初めて磯竿を使う方、これからフカセ釣りを始める方、がまかつの磯竿に興味のある方は1号がおすすめです。4.7m、5m、5.3mと3つの長さがあるので、自分に合ったものを選んでみてください」
「磯竿の扱いに慣れている方は0号や0.6号を使って、がまかつの磯竿ならではの独特の粘りを体験してもらいたいですね。0号でも思ったより竿にパワーと張りがあるので、大型チヌにも十分に対応できますよ。0号のテスト釣行でも50cmクラスが難なく釣れました」
「アルデナ」の価格は抑えめですが性能に妥協はありません。がまかつの竿は敷居が高いと思われている方にも、ぜひ手にとってもらいたい1本です。