〇はじめに
猪名川水系・一庫大路次川の一庫ダム下流で猪名川漁業協同組合主催の第25回「マス釣り&猪名川浄化運動大会」が実施されました。
当日に参加されたファミリーの一生懸命の様子を伝えたく観戦をさせて頂きました。
〇受付にはファミリーが殺到
新緑に囲まれた一庫唐松公園で午前8時30分より受付がスタートし、思い出づくりに思い思いの釣りスタイルで、多くファミリーがちびっ子を従えて受付に並びました。
〇大会挨拶・ルール説明がスムーズに進行
猪名川漁業組合・鈴木組合長の穏やかな口調でスタートした開会式は、ルール説明もいたって簡単「入れ替え可能な1匹長寸エントリー」。魚にも優しいルールです。
また、家族単位で楽しんで頂くために、サオ出しは家族人数まで可能。レンタルザオ(仕掛けセット)貸し出し・エサ販売・貸し出しバケツ……とビギナーも手ぶらで楽しめるうえにお弁当付きとあって、GW前の春の釣り日和を楽しみながら家族の絆を深めるのに最適な大人気のイベント。今回も30組超のファミリーがエントリーをしました。
〇ゆったりと釣りポイントに向かうファミリー
家族単位でお目当ての釣りポイントへ「さあ!移動!」です。
お父さん、お母さん、息子さんファミリーの一行が家族分のサオを持ってワクワクムードでスタートを切ります。若奥さんは赤ちゃんを抱いて大変そうです。
〇午前9時30分より一斉入竿!
足場の良い下流の釣り場では、仲良くファミリーで楽しみます。パパさんが釣って、ジュニアが釣って、ママさんも釣って……と、楽しそうです。
時折、ライズするニジマスに触発されながらもウキ仕掛けでブドウ虫を付けて流すと、丸ウキが「ピクピク!」と動いたと思うと「スーッー!」と、沈んでヒット!
なかなかの良型らしくランディングにてこずるシーンも見受けられます。それにしても、連発ヒットが絶えません。
〇開けたポイントは、長ザオが有利
上流のポイントでは、常連のファミリー・チームが点在して釣り位置に定位し、6〜7mの長ザオを振っています。手前筋から仕掛けを流し、セオリ通りに「線の釣り」で対岸までを順々に攻めます。
また、この開けた50m程ある瀬は、ニジマスの好んで居付くポイントも多く、20cmクラスのニジマスが次々と宙を舞い、釣り人同士で仲良く入れ替わり・立ち替わりと、攻める釣りを演じていました。
〇深場では良型レインボーがファイトを見せる
上流の深場でサオを出していたペアチームの奥さんに良型のニジマスがヒット!「これは入賞確実でしょう!」と、ちょっと拝借して、シャッタ―を押させて頂きました。
そうこうするうちに楽しい時間は過ぎ、釣り終了と同時に検寸終了時間が迫ってきます。思わず大物狙いにチェンジする釣り人もいました。
〇セットされた各テントの下でゆっくり昼食
昼食タイムには、一庫ダムスタッフのご協力で設営された4張りのレジャーテントでゆったりと過ごせ、新緑を五感に感じながら昼食が進みました。
〇浄化運動でさらに綺麗な渓相取り戻し
「良い事・ひとつ!」と、河川付近のゴミを収集作業が実施され、猪名川漁協スタッフの手によって分別作業を経て、トラックに積み込まれます。
なかには、10kg超のお手柄ゴミを持ち帰った親子コンビも出現! さらに、際立って美しい渓相となりました。
〇入賞者が次々と表彰
次々とアナウンスで入賞者が読み上げられ、手には賞状と副賞が贈られました。みなさんとっても嬉しそう!
〇ジャンケン大会は、大盛況!
お食事券・郷土特産品・メーカーキャップetc を掛けて、ひとファミリー1人の代表が豪華賞品の争奪戦が繰り広げられます。恒例のジャンケン大会は、おおいに盛り上がりを見せます。
必ず、参加ファミリー・1家族に1賞品が当たるように配慮され、参加する家族は、お目当ての賞品に思わず力が入り「グー!」を出す確率が増えていたようです。
〇大会終了後の参加者のみなさん!
楽しい半日が過ごせました。たくさんの思い出と誇らしい称号。参加されたみなさんの集合写真を撮らせて頂きました。みなさん。お疲れさまでした。
一庫大路次川は6月よりアユシーズンを迎えます。天然遡上のダム湖産稚アユも豊富なこの地をアユ釣りシーズンにも、また訪れてみたいですね。
ミャク釣りタックル (参考例)
竿 | 渓流ザオ(カーボン・ソリッド穂先) 6~7m |
天上糸 | ザイト・渓流フロロ 0.8号ザイト(オーナーばり) |
ライン | ザイト・渓流フロロ 0.6号(オーナーばり) 目印 3個 |
ハリス | ザイト・渓流フロロ 0.4〜0.6号(オーナーばり) |
ハリ | OHマス鈎ほか 6〜7.5号(オーナーばり) |
オモリ | 1号〜2B |
エサ | 生イクラ・ブドウ虫・マグロの切り身など |