第35回G杯争奪全日本がま磯(チヌ)選手権

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左から2位の波多選手、優勝の藤井選手、3位の西尾選手

●主催/がまかつ ●共催/GAMAKATSU PTE LTD

●協力/GFG(がまかつファンクラブ)、がまかつフィールドテスター、がまかつフィッシングロッド販売契約店

2017年4月23日(日)~25日(火)、岡山県倉敷市の下津井沖にて上記の大会が開催された。各地区予選を勝ち抜いた42名に、シード選手4名、がまかつ推薦2名を加えた48名で熱い大会が広げられた。

例年、この大会は9月に行われているが、昨年の9月は天候不順により延期となり、春のこの時期の開催となった。9月とはチヌの状況がかなり違う乗っ込み前というタイミング。日によってムラはあるが、型・数ともに釣れることもある。ハマれば大釣りもできるが、大会は1時間ハーフの2時間の試合となるため、状況によっては釣果を出せないことも考えられる。

とはいえ各地区を勝ち抜いた選手たちだけに好勝負が期待された。

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全国から48名が集まり、下津井沖にて熱い戦いが繰り広げられた

予選リーグ

23日に発会式、24日に予選リーグを行われた。予選リーグは6名を1組として計4試合を戦う。チヌ25cm以上の総重量で勝敗を決定し、各組の最高勝ち点の選手が決勝リーグへ進出する。

風は少し出たものの、天候にも恵まれて釣り日和となった。1回戦は朝の冷え込みが影響してか、チヌの活性があまり上がらず、釣果なしの選手も多く見られた。しかし、気温が徐々に上昇してくると釣果も上向き、満潮前後に行われた3回戦では多くのポイントで型・数ともに出て総重量が4kgを超す選手もいた。

3回戦までで順位は均衡しており、そんななか決勝リーグ進出をかけて最後の4回戦が行われた。

夜に行われた敢闘祭で予選リーグ4試合を勝ち抜いて決勝リーグに駒を進めた8名が紹介された。これまでは中国勢が強かったのだが今回はさまざまな地区の選手が勝ち残った。シード選手は前回の波多選手のみで、そのほかの選手は惜しくも決勝リーグ進出を逃した。

決勝リーグ

決勝リーグは、4名1組で2組に分かれて計3試合を行って、各組1位の選手のみが決勝戦へ進める。予選リーグを勝ち上がった選手だけに、1回戦、2回戦と緊迫した試合が続く。そして、運命の3回戦が行われ、1組と2組ともに1位と2位が2勝1敗で並んだ。集計の決壊、総重量で上回った波多端紀選手と藤井夢人選手が決勝戦へ進んだ。

決勝戦

決勝戦の舞台は「本島の黒鼻」。13時10分に決勝戦スタート。引き潮で徐々に潮位が下がっていくなか、両選手はポイントを少しずつ変更しながら本命を狙うものの、ヒットするのはフグのみ。このまま前半終了かと思われた10分前に波多選手の竿が曲がり、チヌを釣り上げて藤井選手にプレッシャーをかける。

後半に入り釣り座を変更して第1投。今度は藤井選手が1匹目をヒットさせた。サイズは同じぐらいで勝負の行方はわからなくなった。しばらくアタリがないなか、30分を経過した頃、藤井選手が竿を曲げた。先ほどよりサイズは大きいようでやり取りに時間がかかっている。玉網に収まったのは40cmオーバーのチヌ。この後にもチヌを1匹追加した藤井選手が初優勝を飾った。

今大会は2日間ともに天候恵まれ、数々の熱戦が展開された。とくに僅差で勝敗を決する試合が多く、見応えのある大会となった。次回大会は今年の9月に予定されている。また、熱い戦いを期待したい。

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先行された藤井さんだったが、ペースを乱すことなくチヌを追加していく

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昨年3位の波多選手。今年も優勝に一歩届かなかった。次回の大会に期待したい

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3匹の総重量3,240gで優勝した藤井夢人選手

◎《大会結果》◎

優勝 藤井夢人
2位 波多瑞紀
3位 西尾光治
(敬称略)

大会ギャラリー

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決勝の釣り場は「本島の黒鼻」

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多くのギャラリーが決勝戦を見守った

 

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